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【インサイト】巻き戻しに弱い円-日米金利差からみて円安行き過ぎか

米大統領選でトランプ氏が当選した後、円は対ドルだけでなく、東アジアの貿易で競合する国・地域の通貨に対しても大幅な円安が進んでいる。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)が日米金利差と投資家のリスク選好の変化による為替への影響を推計したところ、円は巻き戻しの円高リスクにさらされている状態にある。米国の経済データやFED、トランプ次期大統領の政策に対する期待への失望があれば、円の避難通貨需要が再び喚起され、円高調整が進む可能性もある。

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  • 米大統領選直前の11月7日からの日米金利差の変化と為替変動の関係をみると、現在の為替レートは、0.2%から0.4%程度の10年物国債金利のさらなる拡大を織り込んでいるとみられる。
  • 足元では、米国S&P500株式指数のボラティリティ指数である恐怖指数(VIX)が1ポイント低下すると投資家のリスク選好の高まりで円が対ドルで0.12%通貨安になる傾向がある。
  • VIXは既に大幅に低下しており、VIXの上昇(投資家のリスク選好の低下)による円高リスクの方が高い状態にある。
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  • 円はBIの推計(中位値)より、4%程度円安の水準にあり、米国債金利のさらなる上昇がなければ、円安がやや行き過ぎている可能性もある。
  • BIの推計は、日米2年金利差、イールドカーブ(日米10年-2年スプレッドの差)、VIXの変化の日次の為替の変化率への過去1年の影響度を基に行っている。

原文の英語記事はこちらをクリック
JAPAN INSIGHT: Yen’s Steep Decline Is Vulnerable to Retracement

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