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NY外為:ドル下落、対円で9月以来の大幅安-米利回り低下で

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28日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対円で9月以来の大幅安。米国債利回りの低下でドルの需要が弱まった。

  先週までのドルは対円で3週連続で上昇し、3週間としては1995年以来の大幅高となった。ドルの相対力指数(RSI)はドルの上昇ペースが速過ぎることを示唆した。金利先物市場が来月の利上げ確率を100%と示唆する中、米国債利回りは低下した。10年債利回りは今月、トランプ次期大統領の政策がインフレ加速につながるとの見方から上昇していた。

Dollar Retreats With U.S. Yields

  ウエストパック銀行のシニア為替ストラテジスト、ショーン・キャロー氏(シドニー在勤)は「米10年債利回りの低下で今週が始まったため、対円でのドルは苦戦しているようだ。米国債市場のトランプ・タントラム(かんしゃく)が弱まる兆候は、利回りに敏感な対円のドルに打撃を与えるだろう」と指摘した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で前営業日比1.1%下げて1ドル=111円94銭。対ユーロでは0.2%安い1ユーロ=1.0614ドル。対円でのドルのRSI(期間14日)は72前後。先週には85と、約2年ぶりの高水準を付けた。同指数は70を超えると上昇が行き過ぎ、下落する可能性を示唆すると言われる。

  サンタンデール銀行のG10通貨戦略担当の責任者、スチュアート・ベネット氏(ロンドン在勤)は「明らかに利益確定の動きになっている。ドルは米大統領選以降だけでなく、1カ月間あるいはそれ以前から現実的に上昇トレンドにあり、非常に力強く上昇してきているためだ」と述べた。
  
原題:Dollar Heads for Biggest Drop Against Yen in Almost Four Weeks(抜粋)

(第1段落を書き替え、第5段落を追加します.)
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