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2017年は日本株の一年に、強気成熟の米国株からの乗り換え増加

  • モルガン・スタンレーが日本株の判断引き上げ、米株は下げ
  • 今年のパフォーマンス最悪市場の一つ、来年の有望市場に変身

2017年は日本株の年になる-。こう考えるストラテジストが増えている。モルガン・スタンレーも強気相場が成熟しきった米国株から、日本株に視点を移した。

  野村ホールディングスに続き、モルガン・スタンレーは日本株の上昇相場が2017年も持続すると予想、米国株を売って日本株を買うことを勧めた。アベノミクスがトレーダーらの信頼を失い、今年前半のTOPIXは19%下げ、日本株はパフォーマンス下位市場に転落していた。日本株はそこから劇的な反転を遂げ、TOPIXは28日までの12営業日で続伸し、1月以来の水準に戻した。

  アンドルー・シーツ氏が率いるモルガン・スタンレーのクロスアセット戦略チームは、27日付のリポートで日本株について「財政拡大や利益増大、アニマルスピリットの復活見込みを背景に、想定される上昇相場での上げはこれまでになく大きいようにみられる」と分析した。

General Images Of Tokyo Ahead Of Bank Of Japan's Monetary Policy Meeting

東京証券取引所

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  日本企業の1株当たり利益は世界の他の地域よりも速いペースで拡大し、TOPIXが2017年に最大24%上昇すると、シーツ氏は予想している。野村も18日のリポートで、日経平均の上昇を予想していた。

  モルガン・スタンレーの日本株推奨は、クレジットへのエクスポージャーを減らし米国株と新興市場株を売る幅広い新戦略の一部を成す。この中では欧州株の買いも勧めている。シーツ氏はまた、現金比率を高めにしているとして、今後3カ月はボラティリティへの対応で通常より迅速に動く必要があるかもしれないと説明した。

  モルガン・スタンレーはリポートで、「日本はわれわれのトップマーケットになった。長期的バリュエーションは魅力的で、循環的な強さもある」とし、増益見通しも良好だと指摘した。

  モルガン・スタンレーの日本株強気は、一段の円安とエコノミスト予想を上回る日本の経済成長、世界景気の堅調な拡大の予想が前提となっている。同社は日本株の投資判断を「アンダーウエート」から「オーバーウエート」に引き上げ、米国株は「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げた。新興市場株は「アンダーウエート」(従来「ニュートラル」)とした。

Tokyo The Laggard

原題:Strategists Shun Aging U.S. Bull Market for a New One in Japan(抜粋)

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