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OECD:17年成長率予想を上方修正、トランプ政権への期待織り込む

  • 18年は11年以来の高成長の見込み
  • 全ての主要国・地域の17年成長見通しを引き上げ

経済協力開発機構(OECD)は2017年の世界成長率予想を上方修正し、また18年は7年ぶりの高成長に達すると予想した。トランプ次期米大統領が表明している減税と支出拡大の政策が米国および世界の成長を押し上げるとみている。

  28日発表の半期経済見通しによると、17年成長率予想は3.3%と9月時点から0.1ポイント引き上げられた。18年は3.6%と11年以来の高成長が見込まれている。

  OECDは、11月8日の米大統領選挙でのトランプ氏勝利を受けて「マクロ経済政策の方向性が大きく変化するとの期待が広がった」とし、「米国の最終需要増大が輸入の伸びを加速させる」結果、「世界の成長率は17年に約0.1ポイント、18年に0.3ポイント程度押し上げられるだろう」と分析した。

  OECDは全ての主要国・地域の17年成長見通しを引き上げた。

  米国については17年に2.3%、18年に3%の成長を予想。ユーロ圏はそれぞれ1.6%と1.7%を見込んでいる。中国は6.4%と6.1%、日本は1%と0.8%を予想した。

  OECDのチーフエコノミスト、キャサリン・マン氏は報告で「世界経済は過去5年間、低成長のわなに陥っていた」とし、これを脱することができるかどうかは「金融当局以外の政策選択にかかっている」と記述。財政出動と構造改革の必要性を指摘した。

原題:OECD Lifts Global Growth Forecasts on Expected Trump Stimulus(抜粋)

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