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【個別銘柄】銀行やカジノ関連が上昇、国際帝石やリゾートト安い

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28日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  銀行株:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が前営業日比1.5%高の671.3円、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が1.5%高の4248円、みずほフィナンシャルグループ(8411)が2.1%高の202.1円など。カブドットコム証券の山田勉マーケットアナリストは、銀行株は依然として割安感が強く、下げても買い戻しが入りあまり下がらない、と指摘。3メガ銀行の前週末時点の株価純資産倍率(PBR)は0.6倍台だった。

  カジノ関連:パチスロ用メダル貸機を手掛けるオーイズミ(6428)が12%高の764円、貨幣処理機大手の日本金銭機械(6418)が4.7%高の1581円、ゲーム大手のセガサミーホールディングス(6460)が3.7%高の1692円など。カジノ解禁法案が今週中に衆院で審議入りする可能性がある、と27日にNHKが報道。岩井コスモ証投資調査部の林卓郎氏は、報道が好感され、関連銘柄が物色されていると指摘した。

  鉱業株:国際石油開発帝石(1605)が1%安の1088円、石油資源開発(1662)が2%安の2439円。25日のニューヨーク原油先物は同4%安の1バレル=46.06ドルで終了し、9月23日以降で最大の下げとなった。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の協議が中止となり、30日の総会で減産合意の具体的実施について意見をまとめられないとの不安が広がった。鉱業は東証1部業種別下落率1位。

  リゾートトラスト(4681):4.7%安の2156円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は25日付で投資判断を「買い」から「ホールド」に、目標株価を3310円から2560円に引き下げた。主力の富裕層向けリゾート会員権販売の契約伸び悩みを受け、2018年3月期営業利益予想を240億円から210億円に下方修正した。

  大阪チタニウムテクノロジーズ(5726):4.2%安の1675円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は25日付で目標株価を1740円から1440円に引き下げた。これまで堅調が続いていたプラントや熱交換器などの需要が一巡しているとし、17年3月期営業利益予想を12億円から10億円に下方修正した。会社計画は13億円。

  久光製薬(4530):3.8%安の5630円。みずほ証券は25日付で投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を5200円から4650円に引き下げた。4月から実施された湿布薬の処方枚数制限により、主力の消炎鎮貼付剤「モーラステープ」が不振、同貼付剤への使用抑制圧力は当面続くと指摘した。17年2月期営業利益予想を287億円から前期比10%減の249億円に下方修正。会社計画は280億円。

  キヤノン(7751):1.7%高の3219円。未定としていた期末配当予想を75円にすると25日に発表した。ゴールドマン・サックス証券では、配当維持は想定通りの動きだが、株式市場の一部では今期の業績低迷やネットデット化から減配を懸念する向きもあったため、一定の安心感を与える内容との見方を示した。

  日本シイエムケイ(6958):9.1%高の577円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の28日付リポートによると、会社側は25日開催の説明会で18年4月までにタイ工場の能力をさらに30%増強する方針を発表した。内野晃彦アナリストは旺盛な需要に対応するための設備投資でポジティブな印象と評価。

  ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324):3.5%高の2949円。東海東京調査センターは25日付で投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を3000円から4200円に引き上げた。受注モメンタムが7-9月をボトムに改善に向かっていることを評価。産業用ロボット向けや半導体製造装置向けを中心に受注が回復、18年3月期営業利益は104億円に拡大すると予想した。会社側の17年3月期営業利益計画は81億円。 

  ウチダエスコ(4699):150円(19%)高の920円ストップ高。8ー10月期営業利益は前年同期比4.6倍の4億4600万円と25日に発表。タブレットや電子黒板を活用した授業の広がりなどを背景に主力のICTサービス事業の受注が好調だった。17年7月期営業利益計画を5億1000万円から前期比22%増の5億9000万円に上方修正。

  アストマックス(7162):80円(17%)高の540円ストップ高。傘下のアストマックス投信投資顧問が設定し、運用に特化した人工知能(AI)とヤフージャパンのビッグデータを活用する追加型株式投資信託「Yjamプラス!」の募集が28日から始まった。当初募集期間は12月19日まで。

  ユニバーサル園芸社(6061):8.2%高の3105円。12月末の株主を対象に1株を2株に株式分割する。流動性の向上が期待された。

Images Of Stock Boards As Japanese Stocks Gain After LDP Won

街中の株価ボードを見る投資家

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  共英製鋼(5440):2.9%安の2089円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は25日付で目標株価を2160円から1850円に引き下げた。スクラップ価格上昇でスプレッドの縮小が不可避とみて、今期以降の国内鉄鋼事業の業績見通しを引き下げた。新しい17年3月期営業利益予想は79億円。従来は114億円、会社計画は101億円。

  三菱自動車(7211):1.6%安の542円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は25日付リポートで、10月のタイ全体の新車販売は前年同月比11%減と3カ月ぶりの減少となり、国王崩御に伴う経済活動の停滞影響が出始めていると記述した。メーカー別でみると、三菱自は同36%減の4062台。前年同月に「パジェロ・スポーツ」を投入していたが、新車効果の一巡が顕著と分析した。

  アインホールディングス(9627):2%安の7800円。25日発表の5-10月期営業利益は前年同期比14%減の50億4900万円となり、従来計画を18%下回った。医薬事業が減収減益となったほか、物販事業は損失が拡大した。ゴールドマン・サックス証券では、高単価な新薬へのシフトが例年に比べて弱く、会社計画未達成とみていた同証予想(57億円)をも下回ったと指摘。同証としての2017年4月期営業利益予想を158億円から148億円に引き下げた。

  ライオン(4912):0.7%安の1894円。みずほ証券は25日付で投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。新たな目標株価は1600円。オーラルケアの数量増に一服感が出ており、株価にも割高感があると指摘した。  

  日本空港ビルデング(9706):1.4%安の4220円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は25日付で投資判断を「ホールド」から「売り」に、目標株価を2900円から2600円に引き下げた。関西空港や銀座三越の免税店売上高の苦戦などで、中期経営計画の最終年度に当たる19年3月期の営業利益見通し140億円は未達成と予想した。17年3月期については従来予想の109億円から会社計画と同じ88億円に下方修正。

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