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ブラジル大統領の側近が辞任-不祥事で再び政治的混乱の恐れ

  • 議会との連絡責任者だったリマ氏が不当な圧力をかけたとの疑惑
  • 前文化相が大統領とリマ氏から圧力を受けたと主張

ブラジルのテメル大統領の側近ジェデル・ビエイラ・リマ氏が25日、辞任した。議会との連絡責任者だったリマ氏をめぐっては、同氏が権益を持つ建設プロジェクトを承認するよう圧力を受けたと前文化相が主張している。不祥事の展開次第では、中南米一の経済大国が再び政治的混乱に陥る恐れもある。

  メディアに流出した警察への証言記録の写しによれば、文化相を今月辞めたマルセロ・カレロ氏は不動産プロジェクトをめぐる問題を解決するようテメル大統領から促されたと述べており、リマ氏と大統領が建設実施に向け不当な働き掛けをしたとの疑惑が浮上した。エスタド・ジ・サンパウロなどブラジル紙は、カレロ氏が大統領との会話を録音していると報じているが、そうした録音テープの存在は確認されていない。

  ブラジルみずほのチーフストラテジスト、ルチアノ・ロスターニョ氏は「大統領が実際に前文化相に圧力をかけたかどうかは、そうしたテープが出てくるかどうかに尽きる」と指摘した。

  大統領スポークスマンのアレクサンドレ・パロラ氏は24日遅く、建設プロジェクトに関する対立を避けようとテメル大統領がカレロ氏と2回にわたり話したことを認めたが、大統領が「内部のルールに反する決定を下すよう閣僚を誘導したことは一切ない」と言明した。

   ブラジルでは今年、ルセフ前大統領が弾劾裁判で有罪となり罷免された。テメル氏が5月に大統領代行に就いて以降の新政権では、閣僚の辞任が続いている。

原題:Temer Aide Resigns Over Tape and Ethics Scandal in Brazil (4)(抜粋)

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