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欧州株(25日):1カ月ぶり高値、製薬株に買い-週間では3週続伸

25日の欧州株式相場は1カ月ぶり高値を付けた。指標のストックス欧州600指数は週間ベースでは7月以降最長となる3週続伸となった。

  ストックス600指数は前日比0.2%高の342.45で終了。前週末比では0.9%上げた。この日の出来高は30日平均を約40%下回る水準だった。製薬株が高く、スイスのアクテリオンは20%近く上昇。米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)から買収の可能性について打診を受けたことを確認した。

  ドナルド・トランプ米次期大統領が財政拡大路線に動くとの観測から、ストックス600は今月4日に付けた安値から4.2%反発。狭いレンジ内での取引が続いているものの、200日移動平均線が50日移動平均線を上抜けする状況に近づきつつある。

  アートリウス・ウェルス(ロンドン)のジェラード・レーン最高投資責任者(CIO)は、「欧州株は第一の標的だ。弊社では米国株を割高と判断しており、高い株価とドル高を欧州資産購入に充てることができる」と発言。「国債利回りの上昇と資金調達コストの高まりを考えると、こうした状況がどれだけ長く続くかが問題となるかもしれない」と語った。

  米株価指数が過去最高値を今週更新した一方、ストックス600指数は欧州連合(EU)離脱選択が決まった英国民投票の前の水準を下回っている。構成銘柄の株価収益率(PER)は予想利益ベースで14.3倍と、米S&P500種株価指数のそれとの差が2012年7月以降で最も広がった。

  この日は消費財などのディフェンシブ銘柄が大きく上げた。スイスではリンツ・アンド・シュプルングリーとネスレが買われ、同国のSMI指数は1.1%高と、西欧市場の主要株価指数の中で上げが目立った。一方で景気に敏感な鉱業株や銀行株は下落した。
  

原題:Third Week of Advances Pushes European Stocks to a 1-Month High抜粋)

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