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マッコーリーとANZ、為替指標レートめぐり制裁金12.7億円支払いへ

  • 両行は2011年にカルテルを図る行為があったことを認めた
  • オーストラリア連邦裁判所が制裁金について最終判断-当局

豪マッコーリー銀行とオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は、計1500万豪ドル(約12億7000万円)の制裁金支払いに同意した。両行は2011年にマレーシアの為替指標レートの設定をめぐりカルテルを図る行為があったことを認めた。

  オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は25日の資料で、ANZが10件、マッコーリーが8件のカルテル行為疑惑を認め、それぞれ900万豪ドル、600万豪ドルの制裁金を支払う意向を示したと発表した。

  ACCCによると、両行のシンガポール在勤トレーダーらは、私設オンラインチャットルームを通じて、シンガポール銀行協会に毎営業日申告するマレーシア・リンギットのレートについて連絡を取り合っていた。今回の合意はシンガポール通貨庁(MAS、中央銀行)の幅広い調査を発端としており、MASは13年、指標金利の操作を図ったとしてANZとマッコーリーを含む20行を処分していた。

  ANZのナイジェル・ウィリアムズ最高リスク責任者(CRO)は、「当行は元従業員の行為について責任を認め謝罪する」とした上で、「再発を防ぐためコンプライアンスやトレーニング、監督のシステムを大きく改善した」とコメントした。

  マッコーリーは別の発表文で、今回の合意がシンガポールの元従業員1人の5年前の行為に関わるものだと指摘。この従業員は12年に解雇され、同行自体は「指標レートに影響する行為」には従事していなかったほか、「恩恵を受けたこともない」と説明した。

  ACCCによると、オーストラリア連邦裁判所が今回合意した制裁金が適切かどうか判断する。

原題:Macquarie, ANZ to Pay $11 Million Over Malaysia Rates Probe (1)(抜粋)

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