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「韓国版トランプ」人気上昇、日本は敵と主張-ポピュリズム台頭

更新日時
  • 李在明氏は城南市市長、大企業解体や北朝鮮指導者との会談望む
  • 次期大統領めぐる世論調査で支持率3位に浮上

韓国の大統領選まであと約1年のタイミングで、ソウルに近い城南市の李在明(イ・ジェミョン)市長の支持率が世論調査で高まっている。ドナルド・トランプ氏を尊敬する李氏は、韓国の大企業解体や、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長との無条件会談、韓国を揺るがせているスキャンダルをめぐる朴槿恵大統領の収監を訴えている。

  李氏(52)は23日、城南市のオフィスでインタビューに応じ、「米国民はトランプ氏を選ぶことで既成勢力を弾劾した。われわれの選挙もこれを反映するだろう」と語った。

  ポピュリズム(大衆迎合主義)が世界に広がる中、李氏は就職難に加え、政治や大企業の腐敗をめぐって怒る国民を味方につけようとしている。韓国ギャラップの25日発表によると、朴大統領の支持率は今週、過去最低の4%に低下。一方、「韓国版トランプ」の愛称が一部支持者から付いた李氏は、過去1週間に公表された次期大統領をめぐる世論調査で3位にこぎつけた。1位は12年の大統領選で次点となった最大野党「共に民主党」の文在寅前代表で2位は国連の潘基文事務総長。李氏は出馬表明しているが、文、潘両氏はそうではない。

  李氏はトランプ氏とは異なり、労働者階級の出身だ。10代の頃に工場の機械に挟まれた左腕は今も曲がったまま。人権派弁護士としての活動を経て10年前に政界入りした。

  外交面では米韓同盟の強化を訴える一方、日本は安全保障上の敵だと見なすべきだと主張する。20世紀前半に朝鮮半島に対して行った侵略に対し、十分な悔悟の念を示してこなかったからだと言う。

原題:‘Korea’s Trump’ Rises in Polls as Voter Anger Fuels Populism (1)(抜粋)

(4段落目以降、日本に関する発言などを加えて更新します.)
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