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11月24日の海外株式・債券・為替・商品市場:米市場は感謝祭で休場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドル、円や新興国通貨に対して上昇-米利上げ観測で

  24日のニューヨーク外国為替市場ではドルが円や新興国通貨に対して上昇。米国で複数回の利上げが実施されるとの見方が強まっており、ドル高は新興市場全体に影響を及ぼしている。

  トルコ・リラとインド・ルピーは対ドルでともに過去最安値を更新し、フィリピン・ペソは金融危機以来の安値を付けた。円は8カ月ぶり安値近辺で取引され、ユーロはほぼ変わらず。

  最近の強い米経済指標に加え、トランプ次期政権下での歳出拡大見通しを受けて利上げ観測が強まり、ドル指数は10年ぶり高水準近辺で推移している。ブルームバーグがまとめたフェデラルファンド(FF)金利先物市場の動向が示す12月の利上げ確率は100%。来年6月までの追加利上げの確率は60%超に上昇している。利上げ観測は米債券利回りの上昇でリスク資産の需要が減少するとの見方につながり、新興市場を圧迫している。

  KGIフレーザー・セキュリティーズ(シンガポール)のストラテジスト、ニコラス・テオ氏は「イエレン議長の来月の行動を予想して、ドルは非常に堅調に推移している。そのドルの強さは最終的に新興市場資産を不利にするだろう」と語った。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。ドルは対円で0.7%上昇して1ドル=113円33銭。ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=1.0554ドル。
原題:Dollar’s Ascent Weighs on Emerging-Market Assets as Copper Soars(抜粋)

◎米国株:感謝祭の祝日で休場

◎米国債:感謝祭の祝日で休場

◎金相場が9カ月ぶり安値、弱気相場入りした銀も続落-米利上げ観測

  24日の金相場は下落し、一時2月以来の安値を付けた。トランプ次期大統領が景気浮揚策を講じる見通しから米金融当局が利上げに動くとの観測で売られた。弱気相場入りした銀相場も続落。

  ICBCスタンダード・バンクの貴金属戦略責任者トム・ケンダル氏(ロンドン在勤)は電話取材に対し、「誰もが12月の米利上げを予想しており、それが足元の金相場に織り込まれている。ドルが引き続き主要な材料だ」と述べた。

  ブルームバーグのジェネリック価格によると、金直物相場は一時0.7%安の1オンス=1180.38ドルと、2月以来の安値を付けた。ニューヨーク時間午後3時25分(日本時間25日午前5時25分)現在は1181.89ドル。銀相場は0.3%安の1オンス=16.312ドル。
原題:Gold Sets 9-Month Low After Silver Enters Bear Market on Dollar(抜粋)

◎NY原油:ほぼ変わらず-イランとロシア説得にOPEC動く

  24日のニューヨーク原油先物市場では、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が、1バレル=48ドル近辺で取引された。イラクのアバディ首相が減産に参加する意思を示す中で、石油輸出国機構(OPEC)の交渉担当者は、合意の実現に向けて、減産よりも増産凍結を望む非OPEC産油国ロシアとイランの説得に動いている。

  事情に詳しい関係者の1人によれば、アルジェリアのブタルファ・エネルギー相は、減産合意に向けた交渉進展を目指し、26日にイランの首都テヘランを訪問する。関係者によると、OPEC石油相らは30日に開く総会に先立ち、ロシアを含む非OPEC産油国と朝食を取りながら協議を行うことを予定している。

  イラクのアバディ首相は、適用除外を求める従来の姿勢を転換し、減産合意に参加する意向を表明。OPEC全体で日量90万バレルの減産を呼び掛けた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は2セント高の47.98ドルで終了。この日は感謝祭のため午後1時(日本時間25日午前3時)までの短縮取引となった。前日は7セント安の47.96ドルで終了。その前の3営業日で2.61ドル上昇していた。ロンドンICEのブレント1月限は5セント上げて49ドル。
原題:Oil Trades Near $48 as OPEC Negotiates Cut With Iran, Russia(抜粋)

◎欧州株:上昇、鉱業株が高い-為替変動もボラティリティは低下

  24日の欧州株式相場は上昇。最近は為替市場が急激な変動に見舞われているが、ユーロ圏の株価のボラティリティを示す指数は比較的穏やかな状態にある。

  この日は株高となったものの、依然として過去数カ月にわたる狭いレンジ内にとどまっている。一方、ユーロは対ドルで8月以降に約7%下落。ユーロ・ドルの1カ月物インプライド・ボラティリティ(IV、予想変動率)は今月に入り6月以来の高水準に達しており、ユーロ圏の株価下落に備えたオプション費用に連動するVストックス指数とのスプレッドはほぼ1年ぶりの小ささに低下した。

  ユーロは下落しているものの、昨年ほど欧州株を押し上げることはできていない。中央銀行の景気てこ入れ策の効果に対する疑念があるほか、政治リスクが投資家の大きな懸念となっている。英国が国民投票で予想外の欧州連合(EU)離脱を選択したことを受け、12月のイタリア国民投票や、来年行われるフランスとドイツの選挙が意識されている。

  セブン・インベストメント・マネジメント(ロンドン)の投資マネジャー、ベン・クマール氏は「投機家なら、ユーロ・ストックス50指数は現時点で短期的に魅力的な投資先ではない。バリュエーションは高めで業績も好調だが、大きな政治リスクに見舞われている」と語った。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.3%高の341.84で終了。米国が休場のため、この日の出来高は30日平均に比べ約50%少なかった。ユーロ・ストックス50指数を構成する銘柄の株価収益率(PER)は予想利益ベースで13.2倍と、5年平均を上回っている。

  Vストックス指数は3日連続で下げ、この日は0.8%低下。月間ベースでは7月以来の大きな下げとなりそうだ。

  鉱業株指数は4日続伸し、2015年6月以来の高水準に達した。個別銘柄では、英ドミノ・ピザ・グループが3.2%上昇。英国の新規出店見通しを上方修正したことが好感された。
原題:Europe Stock Traders Bet on Calm Even as Currency Swings Rage On(抜粋)

(NY外為を更新し、金と原油を加えます.)
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