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NY外為:ドル、円や新興国通貨に対して上昇-米利上げ観測で

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24日のニューヨーク外国為替市場ではドルが円や新興国通貨に対して上昇。米国で複数回の利上げが実施されるとの見方が強まっており、ドル高は新興市場全体に影響を及ぼしている。

  トルコ・リラとインド・ルピーは対ドルでともに過去最安値を更新し、フィリピン・ペソは金融危機以来の安値を付けた。円は8カ月ぶり安値近辺で取引され、ユーロはほぼ変わらず。

Dollar Domination

  最近の強い米経済指標に加え、トランプ次期政権下での歳出拡大見通しを受けて利上げ観測が強まり、ドル指数は10年ぶり高水準近辺で推移している。ブルームバーグがまとめたフェデラルファンド(FF)金利先物市場の動向が示す12月の利上げ確率は100%。来年6月までの追加利上げの確率は60%超に上昇している。利上げ観測は米債券利回りの上昇でリスク資産の需要が減少するとの見方につながり、新興市場を圧迫している。

  KGIフレーザー・セキュリティーズ(シンガポール)のストラテジスト、ニコラス・テオ氏は「イエレン議長の来月の行動を予想して、ドルは非常に堅調に推移している。そのドルの強さは最終的に新興市場資産を不利にするだろう」と語った。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。ドルは対円で0.7%上昇して1ドル=113円33銭。ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=1.0554ドル。

原題:Dollar’s Ascent Weighs on Emerging-Market Assets as Copper Soars(抜粋)

(第3段落の一部を書き替え、更新します.)
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