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トランプ政権誕生、自動車業界には「潮目の変化」-フィアットCEO

自動車メーカー、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のセルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)は、自由貿易に批判的なトランプ次期米大統領の姿勢は同社の北米事業に影響する可能性があると語った。

  イタリア・カッシーノの「アルファロメオ」工場でブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じたマルキオンネCEOは、トランプ氏の大統領選当選は「間違いなく潮目の変化だ。米国の多くの状況がまだはっきりしていないことが大きい」と発言。北米自由貿易協定(NAFTA)に変更があれば、同社の米国やメキシコ、カナダでの操業に影響が及ぶため、トランプ氏の通商に関する発言は「大きな問題だ」と懸念を表明した。

A Car Dealership Ahead Of Motor Vehicle Sales Figures

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の車

Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

  ブルームバーグ・インダストリーのシニアアナリスト、ケビン・タイナン氏によると、フィアットは利益の大半を北米で稼ぐ一方、今年1-10月では域内生産の約17%をメキシコで行っていた。メキシコで生産した自動車のほぼすべては米国とカナダで販売した。

  タイナン氏は「トランプ政権が米国に輸入される自動車と部品に35%の関税を課す法案を成立させれば、フィアットには多額の費用が発生することになる」と指摘した。

  マルキオンネCEOはトランプ氏と会話したことはないとしつつ、新政権に協力する意向だと述べた。

原題:Trump Is a ‘Game Changer’ for Auto Industry, Fiat CEO Says(抜粋)

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