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ロンドン不動産価格、統計以上に下落している可能性も-NAMA

英国の不動産価格は公式統計が示すより、はるかに速いペースで下落している可能性がある。公的支援を受けた銀行から買い取った不動産ローンを管理しているアイルランドの政府機関が明らかにした。

  アイルランド国家資産管理機構(NAMA)フランク・デーリー会長は、欧州連合(EU)離脱を選択した英国の国民投票以降に公表された数々のリポートに言及。これによると、ロンドン中心部の地価は過去1年で10%強、住宅価格は2014年のピークから11%それぞれ下落したことが示唆されている。

  だが、デーリー会長は24日、ダブリンで議員らに対し「われわれの分析では、英国の価格下落は公式の見積もりよりもはるかに大きい可能性がある」と発言。「向こう数年で価格はさらに下落するだろうとアナリストらは予想している。景気の軟化や、EU離脱に対応し企業が従業員を英国外に移すことなどが理由だ」と続けた。

  アイルランドにとって英国は米国と並び最大の貿易相手国だ。このため同国政府や企業の幹部は英国の経済・市場動向を注視している。ダブリンを拠点とする不動産サービス会社グリーン・プロパティのスティーブン・バーノン会長は今月初め、ロンドンの不動産市場が「日ごとに暴落している」と発言した。

  CBREグループによると、ロンドンの金融街シティーのオフィススペース価格は国民投票を経た7月に少なくとも7年ぶりの大幅な下落を記録した。ロンドンの住宅価格は8月、2009年以降で初めて5カ月連続で下落した。

原題:London Property Prices Falling Faster Than You Think, NAMA Warns(抜粋)

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