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ECB:政治的不透明で資産価格調整のリスク-安定維持に尽力へ

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欧州中央銀行(ECB)は、米大統領選挙でのドナルド・トランプ氏勝利などの政治的イベントが今後数カ月の市場のボラティリティを高める恐れがあり、資産価格の突然の調整リスクは増したとの認識を示した。

  コンスタンシオ副総裁は24日、半期に1度の金融安定報告の公表後にブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「米国から調整が押し寄せてくるのが確かに見て取れる。ECBは引き続き、安定維持の役割を果たす」と語った。

European Finance Ministers Meet To Map Out The EU's Post Brexit Future

コンスタンシオ副総裁

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

  ECBは報告で、世界の市場で突然の変調が起こるリスクが政治的不透明の高まりを背景に強まったとし、銀行や金融安定、経済成長への脅威だと指摘した。

  「近い将来にはボラティリティが上昇する公算が大きく、突然の相場反転のリスクは引き続きかなり高い」とした上で、「主要先進国で今後相次ぐ選挙による政治的不確実性の高まりや高水準の地政学的緊張が、世界的なリスク回避志向を再燃させ、信頼感への重大な衝撃を引き起こす可能性がある」と分析した。

  「ユーロ圏の銀行は引き続きかなり脆弱(ぜいじゃく)だ。低成長環境の中でユーロ圏全体で収益見通しは総じて弱い」との認識も示した。

原題:ECB Warns of Market Correction as Political Instability Spreads(抜粋)
ECB Says It Can Shield Euro Area From Global Finance Instability

(第1、2段落に副総裁の発言などを追加します.)
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