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きょうの国内市況(11月24日):株式、債券、為替市場

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●TOPIXが10連騰、良好な米統計と円安-輸出、素材中心買われる

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  東京株式相場は、TOPIXが10営業日続伸。良好な経済統計を受け米国の長期金利が上昇、為替もドル高・円安に振れ、企業業績の先行き楽観から自動車やゴム製品、機械など輸出株、鉄鋼や非鉄金属など素材株中心に買われた。インフレ関連セクターの不動産や証券株も高い。

  TOPIXの終値は前営業日比12.46ポイント(0.9%)高の1459.96、日経平均株価は170円47銭(0.9%)高の1万8333円41銭。TOPIXは2015年6月の12連騰以来の連続上昇記録で、日経平均は6日続伸し、7月の記録に並んだ。

  アムンディ・ジャパンの鎌田博光ディレクターは、「良くも悪くも、米国がこうなるのではないかという方向性が見えてたことは明るい材料として捉えられやすい」と指摘。金融、輸出セクターといった「バリュー株の戻りは続くだろう。企業業績は悪くなく、日経平均の年内1万9000円到達は十分にあり得る」との見方を示した。

  東証1部の売買高は23億6753万株、売買代金は2兆6183億円、代金は22日に比べ2割多い。値上がり銘柄数は1157、値下がりは720。

  東証1部33業種は鉄鋼、輸送用機器、不動産、ゴム製品、非鉄金属、証券・商品先物取引、精密機器、保険、機械など26業種が上昇。鉄鋼や非鉄は、金属市況の先高観からメリルリンチ日本証券が強気判断を示した。医薬品や石油・石炭製品、化学、銀行など7業種は下落。医薬品には、原則2年に1回の薬価改定が毎年実施されるとの23日付の日本経済新聞報道があった。

  売買代金上位では、トヨタ自動車や富士重工業、マツダ、新日鉄住金、村田製作所、川崎重工業、JFEホールディングスが高く、株式の公開買い付け(TOB)を受けた市光工業やカルソニックカンセイなど自動車部品企業の一部は急騰した。半面、米イーライ・リリーがアルツハイマー型認知症薬の臨床試験に失敗し、認知症薬を手掛けるエーザイが連想売りで大幅安。三菱商事や信越化学工業、りそなホールディングス、武田薬品工業、リクルートホールディングスも安い。

●超長期債下落、利回りは8カ月ぶり高水準-米金利高や40年入札を警戒

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  債券市場では超長期債相場が下落。米国市場で年内利上げ観測の強まりを背景に米長期金利が1年4カ月ぶりの高水準を付けたことや外国為替市場での円安進行、40年債入札を翌日に控えて売りが優勢だった。新発20年物、30年物、40年物の利回りはいずれも3月以来の高水準を付けた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前営業日午後3時時点の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)高い0.04%で取引を開始し、その後は0.03%まで戻した。

  20年物の158回債利回りは1.5bp高い0.50%と、新発債としては3月14日以来の高水準を付けた。新発30年債利回りは一時0.65%、新発40年債利回りは0.77%まで上昇し、ともに3月半ば以来の水準まで達した。

  三井住友アセットマネジメントの深代潤グローバル戦略運用グループヘッドは、「ゲームチェンジとなり、米国では金利上昇やドル高が止まらない。第2次安倍晋三内閣や日銀異次元緩和もそうだが、先にインパクトが出てくる。1、2年もたてば限界が見えてくるものだが、期待が先行しやすい」と話した。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前営業日の終値に比べて14銭安の150円30銭で取引を開始し、150円26銭まで下落した。その後は下げ幅を縮め、結局は横ばいの150円44銭で引けた。

  日銀はこの日午前の金融調節で、今月8回目の長期国債買い入れオペを実施した。残存期間「1年超3年以下」が4000億円、「3年超5年以下」が4200億円、「5年超10年以下」が4100億円と、いずれも買い入れ額は前回と同額だった。

●ドル・円は112円台後半、良好な米指標・金利上昇でドル買い圧力続く

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=112円台後半で推移。前日の米国市場で良好な経済指標を受けて長期金利が上昇し、3月以来のドル高・円安水準を付けた流れが継続した。

  午後3時33分現在のドル・円相場は前日比0.3%高の112円83銭。朝方に付けた112円38銭から午後に入り112円89銭までドル高・円安が進んだ。前日の海外市場では一時112円97銭と3月29日以来のドル高・円安水準を付けた。

  JPモルガン・チェース銀行の棚瀬順哉為替調査部長は、ドル・円の動きについて、「基本的に金利相場が続いている。米長期金利が上昇して日米の金利差が開いて、ドル・円は上昇している。足元のモメンタムは強いので当面は底堅い展開だろう」と説明した。もっとも、「このまま金利差が拡大し続けることはないと思う」と言い、「ドル・円は日米金利差で支えられる水準を上回ってきているので、ここからの上値は限定的だと思う」と語った。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%安の1ユーロ=1.0543ドル。一時は1.0525ドルと昨年12月以来のユーロ安・ドル高水準を付けた。

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