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米国株(23日):主要指数が過去最高値更新-指標受け景気を楽観

更新日時
  • 耐久財受注統計を好感して工業株が上昇、金融も利上げ観測で高い
  • 小型株で構成するラッセル2000指数は14営業日続伸

23日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新し、ラッセル2000指数は14営業日続伸となった。経済指標を受け、近く利上げが実施されても米経済は乗り切れるとの観測が強まった。

  工業株は大きく上昇。耐久財受注統計に反応してキャタピラーやユナイテッド・テクノロジーズが買われた。アメリカン・エキスプレスなど金融株も値上がり。米10年債利回りの上昇が手掛かりとなった。マイクロソフトなどテクノロジー関連は値下がりした。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2204.72と過去最高値。ダウ工業株30種平均は0.3%高の19083.18ドルで過去最高値を更新。小型株で構成するラッセル2000指数も0.5%上昇し、最高値を塗り替えた。

  ドナルド・トランプ次期大統領が掲げている減税や歳出拡大の政策が成長を押し上げるとの観測から、主要株式指数は上昇が続いている。

  LLBアセット・マネジメントの株式・債券責任者、クリスチャン・ゾッグ氏は「株式相場は現在かなり強気だが、祝日が控えていることからある程度売りも出るだろう」と指摘。「市場は税や財政に関して具体的な政策が明らかになるのを待っている状況だ」と加えた。

  先物市場に織り込まれる12月の米利上げ確率は100%となっている。11月初めの時点では68%だった。この日公表された連邦公開市場委員会(FOMC、11月1-2日開催)議事録によると、金融政策当局者らは労働市場が引き締まる中で利上げの論拠が強まっていると判断し、一部は12月に利上げすべきとの見解を示した。

  個別銘柄では、農業機械メーカーのディアが急伸。8ー10月(第4四半期)決算で純利益がアナリスト予想平均の2倍余りとなった。

  一方で製薬会社イーライリリーは急落。軽度のアルツハイマー型認知症の治験薬が第3相臨床試験で主要評価項目を達成できなかった。

原題:Dow, Russell Extend Rallies as Economic Data Lifts Industrials(抜粋)

(第4段落以降を追加します.)
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