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欧州株(23日):3日ぶり下落-米株とのPER格差は過去4年で最大

23日の欧州株式相場は3営業日ぶりに下落。好調な米国株に水を開けられた格好になる。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.1%安の340.77で終了。22日に過去最高値を更新した米S&P500種株価指数と比較したバリュエーションはほぼ4年ぶりの低さとなった。

  ルツェルン州立銀行(スイス)のトレーダー、ベンノ・ガリカー氏は「誰も欧州を選好し、求めていない」とし、「米国やその他の世界的な投資家にとって、欧州は低迷続きで、政治不安が常にある」と語った。

  銀行株への売りでストックス600は一時0.6%安となったものの、10月の米耐久財受注が増えたことでユーロ安が進み、下げ幅を縮めた。鉱業株指数は3日続伸した。

  ドイツのDAX指数は西欧の主要株価指数の中で最もきつい値下がりを演じた。ユーロ圏の経済指標は市場予想を上回ったが、12月のイタリア国民投票や、来年行われるフランスとドイツの選挙が意識され、投資家が警戒感を維持した。

  ストックス600指数の構成銘柄の株価収益率(PER)は予想利益ベースで14.2倍と、S&P500のそれを約16%下回っており、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がユーロを救うためにできる限りの措置を講じると表明して以降でこの格差は最も大きくなった。
  
  一方、英FTSE100指数はほぼ変わらず。英政府は2017年の経済成長率予想を下方修正し、欧州連合(EU)離脱を理由に向こう5年の借入額が増大するとの見通しを示した。指数は一時0.9%高まで上昇していたものの、この見通しを受けて上げを消した。

  個別銘柄では、英不動産仲介のフォックストンズ・グループが14%安と、6月以降で最も大きな値下がり。独製薬会社バイエルは1.4%安。一方、英住宅金融のパラゴン・グループは2.4%高と堅調だった。

原題:With U.S. Stocks at Peaks, Gap With Europe Hits Widest Since ’12(抜粋)

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