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欧州債:総じて上昇、ECBが緩和策堅持との見方で

22日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が総じて上昇。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和(QE)プログラムを来年3月以降も継続するとの観測が再び高まった。

  ECBの次回定例政策委員会を12月上旬に控える中、当局者が現水準の金融緩和を維持すると相次いで表明。投資家らは今後の手掛かりを得ようと、こうした発言に注目している。

  SEBのシニア金利ストラテジスト、マリウス・ダハイム氏(フランクフルト在勤)は、ECB当局者らの発言は「金融緩和策を当面縮小する意図がないことを」示唆しているとし、「米国との政策乖離(かいり)が広がる方向にある。米当局が12月に利上げする一方、ECBは超緩和的な金融政策を堅持するとみられている。これがトレーディングの機会を生み出している」と語った。

  ECBのドラギ総裁は21日にストラスブールの欧州議会で、2%弱の「目標値へのインフレ率回復を確実にするため、極めて規模の大きな金融緩和を維持する決意がある」と語った。ECB政策委メンバーであるクーレ理事やビルロワドガロー仏中銀総裁も同日、QE縮小の局面にはまだ達していないことを示唆した。

  ロンドン時間午後4時25分現在、ドイツ10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.23%。14日には0.4%と、1月以来の高水準に達していた。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格は0.397上げ97.769。

  イタリア10年債利回りも4bp下げ2.03%。同年限のスペイン国債利回りは8bp低下し1.53%。これは約2週間ぶりの大きな下げとなる。

German Bonds Recover

原題:Euro-Area Bonds Rally on Renewed QE Wagers After Trump Selloff(抜粋)

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