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BofAトレーダー、上司の「人種差別攻撃」でパニック発作と主張

米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)のトレーダーのモーリス・マルコ氏は、上司に攻撃されたほかフランスおよびレバノン出身の自身の出自に関する人種差別的発言を受けたことでパニック発作を起こしたと、ロンドンの雇用審判所で訴えた。

  現在もBofAのユーロ建てコマーシャルペーパー・チーム幹部である同氏は22日、上司だったアンソニー・デュラガン氏が一部の顧客を「フランスのねずみ」と呼び、中東の顧客についてはらくだへの言及を含む軽蔑的な発言をしたと述べた。BofA側の弁護士はマルコ氏が誇張していると反論した。デュラガン氏は既にBofAを退社している。

  マルコ氏は人種差別を理由にBofAを訴えており、デュラガン氏が議論の途中で暴力に訴える態度を見せたと証言。「不安が全ての面で私の存在を変えた。暗闇に封じ込められている。恐怖のあまり汗だくで目が覚め過呼吸に陥ることがよくある。胸が押しつぶされたようで、極度の閉所恐怖を感じる」と語った。

  BofAの弁護士はマルコ氏に反論し、「あなたも声を荒げ攻撃的だった。シャツを脱ぎ捨てて威嚇した」と指摘した。

  BofAのアソシエート・ゼネラル・カウンシルのエルスペス・リンチ氏はコメントを控え、デュラガン氏も同氏を通じてコメントしないと伝えた。

  ロンドンで雇用主を訴えて勝訴しても賠償金は最高8万ポンド(約1100万円)だが、差別を受けたと認められた場合などはこの限りではなくなる。

原題:BofA Trader Says He Had Panic Attack After Boss’s ‘Racist Abuse’(抜粋)

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