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FOMCは選挙前から12月利上げに傾斜-議事録で鮮明にも

  • 大統領・議会選の結果、当局が利上げできる態勢強固に-シルビア氏
  • FF金利先物市場も利上げを100%織り込む展開

米連邦準備制度理事会(FRB)は同国東部時間23日午後2時(日本時間24日午前4時)、今月1、2両日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を公表する。議事録は、8日の大統領・議会選を目前に控え、米金融当局者が1年ぶりの利上げに近づきつつあったことを裏付ける公算が大きい。選挙後の情勢は利上げの論拠を一段と強める形となっている。

  11月のFOMCはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジ据え置きを決めたが、開催前の段階で既に物価は上向き、労働市場では就業者数の堅調な伸びが続いていた。ただ、大統領・議会選が潜在的なリスクとして迫っていた。

  共和党のドナルド・トランプ氏が次期大統領に選ばれ、同党が引き続き上下両院で多数を占めることになったため、市場は一段の財政出動への道が開かれ、インフレ押し上げにつながると想定。同氏の当選以降に、FF金利先物市場は利上げをほぼ完全に織り込んだ。

  ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズ(ノースカロライナ州シャーロット)のチーフエコノミスト、ジョン・シルビア氏は「当局者は行動に向けて準備万端の状態だったが、市場の解釈の通り選挙結果は金融当局が利上げできる態勢を強固にした」と分析。「当局にとってまさに道は開かれた」と語った。

原題:Fed Minutes Seen Setting Up December Even Before Election Bump(抜粋)

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