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きょうの国内市況(11月22日):株式、債券、為替市場

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●TOPIX9連騰、商品市況や投資家心理改善-資源関連や通信高い

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  東京株式市場ではTOPIXが1年3カ月ぶりに9日続伸した。原油など商品市況高から鉱業や非鉄金属、商社などの市況関連株が上昇したほか、米国株高を背景とした投資家心理改善を受けて相対的に出遅れ感がある情報・通信や小売株も買われた。

  TOPIXの終値は前日比4.57ポイント(0.3%)高の1447.50、日経平均株価は56円92銭(0.3%)高の1万8162円94銭。TOPIXは9連騰し15年8月の連騰記録に並び、日経平均は5日続伸した。

  岡三アセットマネジメントの前野達志シニアストラテジストは、米大統領選後の急ピッチの上昇で短期的には調整が必要とみられるものの、「トランプ次期米政権への期待から中期的に米長期金利が2.5%、ドル円相場が115円を目指すとの想定を踏まえると、日本株の押し目は拾われやすい」と指摘。米金利上昇一服で金融株の上値は重くなったが、「出遅れ感がある通信や小売株が上昇するなど、資金の好循環がみられる」と語った。

  東証1部の売買高は19億6090万株、売買代金は2兆1728億円。値上がり銘柄数は1210、値下がりは650となった。

  • 東証33業種では、鉱業、鉄鋼、情報・通信、石油・石炭製品、水産・農林、非鉄金属、小売、パルプ・紙、その他製品など25業種が上昇。海運、輸送用機器、ゴム製品、金属製品、証券・商品先物取引、電気機器、電気・ガスなど7業種が下落。空運は変わらず
  • 東証1部売買代金上位では、米KKRがTOBを実施と報じられたカルソニックカンセイが大幅高、NTT、東芝、新日鉄住金、明治ホールディングスが高い半面、三菱電機、マツダ、スズキ、SUMCO、ヤマハ発動機は安い

●債券先物が小幅続伸、米金利上昇一服受け-40年入札警戒で超長期軟調

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  債券市場で先物相場が小幅続伸。米国の長期金利が低下した流れを引き継ぎ、買い圧力が掛かった。半面、米金利の先高警戒感がくすぶっていることに加えて、25日実施の40年債入札に向けた売りで超長期ゾーンは軟調となった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比9銭高の150円52銭で取引を開始。一時は16銭高の150円59銭まで上昇したが、午後は1銭安まで伸び悩み。結局は1銭高の150円44銭で取引を終えた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.025%で開始後、いったん0.5ベーシスポイント(bp)低い0.02%に低下。その後は0.03%まで上昇している。

  新発30年債利回りは0.625%と、前日に付けた3月以来の高水準に並んだ。新発40年債利回りは2bp高い0.745%と3月以来の高水準を更新した。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部の鈴木秀雄課長は、「米債は10年金利が2.35%を付けたところで押し目買いがあったもようで、ポジション調整が一巡した感がある」とした上で、「円債は5年以下が金利上昇すれば日本銀行の指し値オペが入るだろうということで安定し始めている」と説明。ただ、「安定したと決めつけるには時期尚早。まだシートベルトを外すべきではないだろう」と言い、「米10年債利回りが上昇を再開し、2.4%を超えてくると、円債も超長期中心にスティープニング圧力が加わるリスクがある」とみる。

  財務省が午後発表した残存期間5年超から15.5年以下を対象とした流動性供給(発行額5000億円)の入札結果は、募入最大利回り較差がマイナス0.012%、募入平均利回り較差はマイナス0.014%となった。投資家需要の強弱を示す応札倍率は3.14倍と、同年限を対象にした前回10月入札の3.71倍から低下した。

●ドル・円は111円付近、米長期金利上昇一服でドル買い圧力やや緩和

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=111円ちょうど付近で推移。米大統領選以降の米長期金利の急上昇が一服し、ドル買い圧力がやや緩和。日米の祝日を前に一段の上昇には歯止めがかかった。

  午後3時51分現在のドル・円は前日比0.1%高の1ドル=110円98銭。21日のニューヨーク時間遅くに111円36銭と5月30日以来のドル高・円安水準を付けた後、福島県沖で起きた地震を受けて110円46銭まで反落。さらに、東京時間に日本株の下落局面で110円27銭と2営業日ぶり安値を付けた。しかし、その後110円台後半に値を戻し、取引終盤にかけて一時111円08銭まで水準を切り上げた。

  三菱東京UFJ銀行金融市場部為替グループの野本尚宏調査役は、「短期的には米感謝祭を控えて、昨日の2年債入札が弱かったにもかかわらず、米金利が低下し始めており、ドル・円も上値が重い」と説明。ただ、日米金利差が今後も拡大していく見通しの中、「ドル・円ショートは振りづらく、押し目買いが強いとみられる」と語った。

  先週末に2015年以来の高水準となる2.36%を付けた米10年債利回りは、今週に入り上昇が一服。アジア時間22日の時間外取引では一時2.28%台まで低下する場面が見られた。一方、21日の米国株式市場では主要株価指数が最高値を更新。22日の東京株式相場は小幅反落して始まった後、一進一退の展開となり、午後はプラス圏で堅調に推移した。

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