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TOPIX9連騰、商品市況や投資家心理改善-資源関連や通信高い

更新日時
  • TOPIXは15年8月以来の連騰記録、日経平均は5日続伸
  • 米長期金利低下などで午前軟調だった保険は午後持ち直す

22日の東京株式市場ではTOPIXが1年3カ月ぶりに9日続伸した。原油など商品市況高から鉱業や非鉄金属、商社などの市況関連株が上昇したほか、米国株高を背景とした投資家心理改善を受けて相対的に出遅れ感がある情報・通信や小売株も買われた。

  TOPIXの終値は前日比4.57ポイント(0.3%)高の1447.50、日経平均株価は56円92銭(0.3%)高の1万8162円94銭。TOPIXは9連騰し15年8月の連騰記録に並び、日経平均は5日続伸した。

  岡三アセットマネジメントの前野達志シニアストラテジストは、米大統領選後の急ピッチの上昇で短期的には調整が必要とみられるものの、「トランプ次期米政権への期待から中期的に米長期金利が2.5%、ドル円相場が115円を目指すとの想定を踏まえると、日本株の押し目は拾われやすい」と指摘。米金利上昇一服で金融株の上値は重くなったが、「出遅れ感がある通信や小売株が上昇するなど、資金の好循環がみられる」と語った。

Tokyo Stock Exchange and Stock Boards As Japan Shares Dip With Banks As Volatility Returns to Markets

東証ロゴ

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  きょうの日本株は米長期金利の低下や円安ドル高の一服、早朝の福島県沖地震による影響を見極めたいとの見方から小幅に反落して始まったものの、国際商品市況や米国株の上昇が支える格好で午前は前日終値を挟み一進一退となった。

  午後に入ると、米長期金利がアジア時間22日の時間外取引で下げが一服した上、為替が1ドル=110円80銭付近で安定し、日本株は午前の高値を上回って推移。午前軟調だった保険など金融株が持ち直したほか、21日時点で25日移動平均線を下回っていた情報・通信が堅調さを持続した。TOPIXの上昇寄与度首位は情報・通信で、小売は2位となった。

  東証1部の騰落レシオが4営業日連続で過熱圏とされる120%を上回るなど、米大統領選後の急ピッチの上昇で警戒感が広がっているものの、三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは、トランプ次期米大統領の政策への期待から「今後よほど大きな失望感が出てこない限り株高基調が長く続く可能性が高い」とみる。

  東証1部の売買高は19億6090万株、売買代金は2兆1728億円。値上がり銘柄数は1210、値下がりは650。

TOPIX9連騰
  • 東証33業種では、鉱業、鉄鋼、情報・通信、石油・石炭製品、水産・農林、非鉄金属、小売、パルプ・紙、その他製品など25業種が上昇。海運、輸送用機器、ゴム製品、金属製品、証券・商品先物取引、電気機器、電気・ガスなど7業種が下落。空運は変わらず
  • 東証1部売買代金上位では、米KKRがTOBを実施と報じられたカルソニックカンセイが大幅高、NTT、東芝、新日鉄住金、明治ホールディングスが高い半面、三菱電機、マツダ、スズキ、SUMCO、ヤマハ発動機は安い

  

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