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NY外為:ドル下落、ヘッジファンドは08年来の大幅高で様子見

更新日時

21日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。2008年の世界金融危機以降、最も上昇しているドルに対し、ヘッジファンドは積極的な投資を控えている。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、主要8通貨に対するドルのネットロングは15日時点で22万1204枚と前週からわずか15枚の増加にとどまった。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は先週までの2週間に急伸。ドナルド・トランプ次期米大統領の経済政策が金利を押し上げるとの見方が広がった。

  日本時間22日午前5時59分ごろ福島県沖を震源とする地震が発生、福島県に津波警報が出された。この後、円は上昇した。

Running Out of Steam

  セント・ジョージ銀行のシニアエコノミスト、ジャヌ・チャン氏は「ドルに対して投機家はそれほど強気ではない」と述べ、トランプ氏勝利後の上げは「シュガー・ハイ」に過ぎず「ドルは間もなくトップアウトするリスクがある」と続けた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%下げた。円は対ドルでほぼ変わらずの1ドル=110円82銭。一時0.4%上昇した。ドルは対ユーロで0.4%安の1ユーロ=1.0630ドル。

  BNPパリバは2017年末までにドルがユーロに対して等価まで上げると予想する。欧州中央銀行と米金融政策当局との政策の違いがその理由だ。

  BNPの外為ストラテジスト、サム・リントンブラウン氏は過去2週間で見られた動きの反動としてのこの日のユーロは「極めて小幅な上昇だ」とし、「何か根本的な材料によってトレンドが反転したというよりも、調整的な動きとみている。ユーロを動かす主要な材料は政治的な要因ではなく、金融政策の相違だ」と指摘し、ドルは再び上昇するとの見方を示した。  

原題:Hedge Funds Hold Back Amid Dollar’s Biggest Rally Since 2008(抜粋)

(第3段落を加え、相場を更新し、第5段落以降を追加します.)
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