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欧州株:上昇、10日連続でもみ合い-シェルやグレンコアに買い

21日の欧州株式相場は上昇。鉱業株への買いが膨らみ、指標のストックス欧州600指数は一時の下げを消す展開となった。

  ストックス600指数は前週末比0.3%高の340.23で引けた。一時は0.8%下げていた。英蘭系石油会社ロイヤル・ダッチ・シェルやスイスの資源商社グレンコアの上げが目立った。これで前日終値を挟んだ展開は10営業日連続で、2013年5月以降の最長となった。

  欧州株は今年に入ってからその大半を狭いレンジ内で推移し、英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択した以前の水準を下回り続けている。ドナルド・トランプ米次期大統領がインフラ支出を増やすとの観測で市場は一時盛り上がったものの、ストックス600はこの勢いを維持できないでいる。コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏(ロンドン在勤)によれば、投資家らは域内のこの先の政治リスクに焦点を移しつつあるほか、最近の国債利回り上昇で株式の投資妙味が弱まった。

  同氏は「当社のトレーディングフロアを見た印象では、一部のリスクを考えることに時間を使うなどやや落ち着いた局面にある」とし、「イタリア国民投票を2週間後に控え、ECBの政策の将来をめぐる懸念を市場関係者が気にし始めた。この先のリスクを考慮すると、株価は割高のようだ」と語った。

  この日の出来高は30日平均を約18%下回る水準。清掃サービスなどを手掛ける英マイティ・グループは9.5%安と急落。プラスチックメーカーの英エセントラは20%安となった。

Stocks Less Attractive

原題:Europe Stocks Rise After Longest Run of Daily Swings Since 2013(抜粋)

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