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欧州債:ドイツ債、ほぼ変わらず-ECBがハト派姿勢を維持との観測

21日の欧州債市場では、ドイツ10年債がほぼ変わらず。前週末まで4営業日続伸していた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は欧州議会でこの日夕刻、金融政策による支援継続への決意を表明するとみられている。

  米国のトレーダーらが12月利上げを想定している一方、欧州ではECBの公的セクター債券購入プログラム(PSPP)が調整され3月以降も継続されるかどうかが話題の中心となっている。

  米大統領選を受けてインフレ期待を示す主要指数は1月以来の高水準に達した。これに対し、ECBはインフレが2%弱の目安を満たす軌道に乗っていないことを引き続き示唆している。米国のインフレや金融政策をめぐる見通しの相違で、ドイツ10年債と米10年債の利回り格差(スプレッド)は先週、1989年以降の最大に拡大した。

  DZバンク(フランクフルト)の市場ストラテジスト、ダニエル・レンツ氏は「米当局が12月に利上げするのはほぼ確実だ。それに対して、インフレ率が依然として目標を大きく下回っていることから、ECBはPSPPを2017年3月以降も続けるもようだ」と予想。「ドラギ総裁は米選挙の結果や12月の米利上げの可能性を理由に、政策を変更しないと明言している」と話した。

  ロンドン時間午後4時2分現在、ドイツ10年債利回りは前週末比ほぼ変わらずの0.27%。14日には1月以来の高水準となる0.4%に達した。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格は97.406。

  ユーロ圏のインフレ期待の指標とされる5年先スタートのインフレスワップ5年物フォワードレートは1.61%と、終値ベースで6月13日以来の高水準となった。

  米国債はこの日上げ、ドイツ10年債とのスプレッドは205ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)。先週は208bpまで拡大していた。

Divergence Effect

原題:European Bond Traders Counting on Draghi to Keep Dovish Message(抜粋)

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