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英EU離脱でロンドン脱出、一番乗りでも有利でないとECB-関係者

英国の欧州連合(EU)離脱選択を受けて欧州事業の本拠をロンドンなどの英国内から他のEU諸国に移そうと考えている金融機関経営陣に対し、他行に先駆けて動いても監督当局の承認という点では有利にならないと欧州中央銀行(ECB)当局者らが伝えたと、協議について説明を受けた関係者が述べた。

  プロセスの目詰まりを防ぐため、ユーロ圏当局が人員を増やし独自の評価が可能になるまで長期にわたり英国の内部リスクモデルの採用を認めることをユーロ圏当局は考えていると、関係者らが匿名を条件に述べた。正式な協議は始まっておらず決定はなされていないという。

  ロンドンからEU全域に向けてサービスを販売する権利を失うという最悪の事態を恐れ、銀行は離脱プロセス開始後数週内に事業移転を開始しそうな様相だ。英政府は来年3月末までにプロセスを開始する予定。

  ユーロ圏の銀行監督を統括するECBの単一監督メカニズム(SSM)は、ロンドンに欧州本部を置く世界的な銀行からEU内への移転の申請が相次ぐと見込んでいると、SSM副議長を務めるラウテンシュレーガーECB理事が15日に述べた。

原題:Brexit Banks Told to Relax: ECB Won’t Give First-Mover Advantage(抜粋)

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