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システム上重要な銀行の資本上乗せ-シティ増加、HSBCは縮小

更新日時
  • BofAとウェルズ・ファーゴも上乗せ比率が上昇
  • FSBがシステム上重要な銀行の改定リストを公表

シティグループを筆頭に、米銀はグローバルなシステム上重要な銀行(G-SIB)として求められる自己資本比率の上乗せ幅が増大する。一方で、英銀は低下した。金融安定理事会(FSB)が2016年のG-SIBリストを公表した。

  シティとバンク・オブ・アメリカ(BofA)、ウェルズ・ファーゴの上乗せ幅は上昇。一方、HSBCとバークレイズはシステムに対するリスク度が低下したとされ、上乗せ幅が縮小した。米国勢ではモルガン・スタンレーの上乗せ幅が引き下げられた。

  HSBCに必要とされる上乗せは2%と2.5%から低下。一方、シティは2.5%と2%から上昇する。バークレイズは1.5%(15年は2%)に低下。中国工商銀行と米ウェルズ・ファーゴは1.5%(同1%)になった。

  FSBのG-SIBリストのトップはシティとJPモルガン・チェースだった。シティはリストでの順位の上昇は同行を「拘束するような資本面の制限にはならない」とし、米連邦準備制度理事会(FRB)によって課せられた3%の資本上乗せ比率を既に満たしていると説明した。

  カーニー・イングランド銀行(英中央銀行)総裁が率いるFSBは世界のシステム上重要な銀行の監督を統括する。G-SIBリストの30銀行は総損失吸収能力(TLAC)基準も満たす必要がある。

  バークレイズとHSBC、ウェルズ・ファーゴの広報担当者はリストでの変動についてコメントを控えた。その他変動のあった銀行のコメントは現時点で得られていない。

原題:Citigroup Faces Systemic Capital Buffer Increase, HSBC Declines(抜粋)
Citigroup Leads U.S. Banks Higher in Global System Risk List (2)

(第4、6段落を追加し第5段落に加筆します.)
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