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積極的な国際展開、突然リスクに-スペインの2大銀行

  • サンタンデール銀の3大海外市場はブラジルと英国、メキシコ
  • BBVAは利益の約3分の2をメキシコで稼ぐ

スペインの2大銀行が進めてきた国際事業の拡大は、両行が国内不動産市場の相場急落を乗り切る一因となってきたが、政治的なショックが世界中に広がる中で、積極的な海外での事業展開が業績へのリスクに転じつつある。

  スペイン最大の銀行サンタンデール銀行にとっての3大海外市場はブラジルと英国、メキシコだが、いずれの市場も今年、大きく動揺した。ブラジルでは大統領が弾劾裁判で有罪となり罷免され、英国民は欧州連合(EU)離脱を選択、ドナルド・トランプ氏の米大統領選挙勝利でメキシコ・ペソは大きく値を下げた。これら3カ国はサンタンデール銀の利益の半分近くを占める。

  メキシコとの自由貿易協定が同国を輸出大国に押し上げたと主張するトランプ氏は、同協定の再交渉を公約に掲げている。スペイン2位の銀行バンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)は、利益の約3分の2をメキシコで稼ぐ。

  スイスのベルビュー・アセット・マネジメントで69億スイス・フラン(約7600億円)相当の運用に携わるカリム・ベルトーニ氏は、両行が「これまで当てにしてきたグローバル化のプラス効果が突然、小さくなりつつあるようだ」と述べた。

Banco Santander Global Footprint

原題:Santander, BBVA Global Push Runs Into Risks From Trump to Brexit(抜粋)

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