コンテンツにスキップする

中国、石炭増産姿勢強める-需要期前の大幅値上がりで方針転換

  • 秦皇島港の価格は2週連続で下落も、8月末に比べて30%余り高い
  • 有効生産能力の92%超占める採炭業者が3月末まで増産可能-シティ

中国が採炭政策の緩和を続けている。冬の暖房シーズンが終わるまで需給逼迫(ひっぱく)の是正に向けて一部の生産制限を一時的に転換し、生産を促している。

  シティグループや中国国際金融(CICC)、中国石炭輸送販売協会のアナリストによれば、国家発展改革委員会(発改委)が先週公表した最新の指導内容は、中国政府がより幅広い業者に増産を認めることを示唆している。シティグループによると、今回の方針により中国の有効生産能力の92%余りを占める採炭業者が来年3月末まで生産を増やすことができる見込みだ。

値上がりは一服

  石炭輸送販売協会の方秀安ディレクターは電話取材に対し、「これは政策の大転換だ」と指摘した。

  発改委は17日にウェブサイトで、「先進能力」を持つ採炭業者の増産を加速するため、作業の安全基準や関連法・規制を満たす炭鉱については暖房シーズンが終わるまで年間330日に相当する生産を認めると発表した。採炭各社の債務管理を容易にするため、中国当局が低迷する石炭価格の押し上げを目的に減産を命じた結果、石炭は大幅に値上がりしていた。

  石炭輸送販売協会のデータによると、指標となる秦皇島港の発電用石炭価格は2週連続で下落。それでも8月末時点に比べて30%余り高くなっている。

原題:China Seen Pulling Coal U-Turn to Cool Self-Inflicted Rally (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE