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ソフトバンク:モンゴルで風力発電施設を建設-アジア全域視野

ソフトバンクグループは、モンゴルで風力発電プロジェクトを推進することを目指している。同社の孫正義社長は、アジア全域を送電線で結び、割安でクリーンなエネルギーを供給する計画を進めており、このアイデアはアジアで支持を集めつつある。

  ソフトバンクの自然エネルギー事業などを行うSBエナジーは2012年、モンゴルのニューコムと合弁会社クリーン・エナジー・アジアを設立。今回のプロジェクトはソフトバンクがモンゴルで手掛ける初の風力発電設備(出力規模50メガワット)で、ニューコムと共に開発を進めている。

  ソフトバンクグループ電力事業企画グループのグループマネージャー、守屋伸祐氏は「50メガワットくらいの風力発電所は世界中にたくさんあるので、まず国内のグリッド向けに設置しやすいこのサイズから始めた」とし、この案件について、重要な一歩だが、足掛かりの一つと説明。当社がアジアを送電線で結ぶアジア・スーパー・グリッドの計画を打ち出していた11年ごろより「相当現実味を帯びてきているし、いろいろな計画が国家間でも進んでいる」と語る。ソフトバンクはモンゴルで計7ギガワットを超える風力発電事業を開発することを目指している。

  守屋氏によれば、今回のプロジェクトのコストは約1億2000万ドル(約133億円)で、このうち70%を国際協力機構(JICA)と欧州復興開発銀行(EBRD)が融資する。 

  ソフトバンクはモンゴルでさらに2件の風力発電プロジェクトを計画。守屋氏によると、今回のプロジェクト用地に太陽光・風力発電施設(出力200メガワット)を増設する可能性がある。SBエナジーは、同国でみずほ銀行などと共に100メガワットの風力発電施設について事業性調査を実施している。

  SBエナジーの経営戦略部長、衣笠正徳氏は同社の日本国内の事業について、太陽光と風力で合わせて300メガワット以上の設備容量が運転中で、この他に200メガワット分の事業化を予定していると述べ、地熱、バイオマス、小水力発電についても検討していると語った。また、太陽光発電事業者の増加で、不安定な電源の調整や送電容量の不足などが課題となっている地域が出てきている中、長崎の離島で電力の需給バランスを調整するエネルギーマネジメント技術の実証に参加している。

原題:SoftBank’s Clean-Energy Goals Find Welcome in Mongolia’s Desert(抜粋)

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