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原油のポジション、9年ぶり高水準-OPEC協議とトランプ氏勝利で

  • 原油トレーダーはボラティリティの高まりを予測
  • トレーダーのWTIコールオプションの取引高は過去最大に

ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油のボラティリティ(変動性)上昇が示唆される中、資産運用業者と実需業者が保有する原油のポジションは9年ぶりの高水準に達した。

  米大統領選挙で共和党候補ドナルド・トランプ氏が勝利し、石油輸出国機構(OPEC)が減産正式合意に向けた協議を続ける中で世界市場は変動。ドル相場は1月以来の高水準となっている。原油価格のボラティリティを測る指数は先週、7カ月ぶりの高水準に上昇。トレーダーがボラティリティの高まりを予測していることが示された。

原油投資が拡大

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、資産運用業者と実需業者が保有するポジションは15日終了週に計147万枚と、2007年以来の高水準。投資家にWTI先物を購入する権利を付与するコールオプションの取引高は同日、過去最大に増加した。CBOE原油ボラティリティ指数は4月以来の高水準だ。

  シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)のエネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は「生産者、消費者双方がOPECが30日に正式合意するかどうか懸念しており、原油市場で緊張が高まっている。相場の予想外の動きから身を守ることを望んでいる」と指摘した。

原題:Oil Bets Are the Biggest in 9 Years Amid OPEC, Trump Volatility(抜粋)

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