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【個別銘柄】保険株高い、ファミマやイハラケミ上昇、ナブテスコ安い

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21日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  保険株:東京海上ホールディングス(8766)が前営業日比3.3%高の4762円、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)が4.1%高の3486円など。保険業は東証1部業種別上昇率上位。インフレ観測の継続から18日の米国債市場で10年債利回りは2.35%へ上昇し、2015年11月以来の高水準となった。世界的な金利上昇による収益環境改善への期待が高まった。また、野村証券では東京海上HとMS&AD、SOMPOホールディングス(8630)の3社の4-9月期決算について、円高をこなして各社で経常増益を達成したと指摘、東京海上Hについては強気の投資判断を継続した。

Tokio Marine Holdings Chief Executive Officer Nagano Interview

保険は業種別上昇率の上位

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028):4.8%高の7050円。伊藤忠商事が33.4%だった出資比率を最大38%まで買い増すと19日付の日本経済新聞朝刊が報道。投資額は400億円規模の可能性としている。株式需給の改善を期待した買いが優勢となった。

  イハラケミカル工業(4989):14%高の1009円。16年10月期営業利益速報値は従来計画比41%増の41億円だった。前の期に比べて17%減と、従来予想(41%減)に比べて減益率が縮小した。海外向け畑作用除草剤の出荷増や製造原価圧縮などが寄与した。

  原油関連株:国際石油開発帝石(1605)が3.2%高の1079.5円、石油資源開発(1662)が3%高、JXホールディングス(5020)が1.8%高など。18日のニューヨーク原油先物市場は0.6%高の1バレル=45.69ドルと反発。ドーハで開かれた石油輸出国機構(OPEC)とロシアの協議を終え、アルジェリアは生産調整で合意に達する確信を得たとの見方を示した。

  小野薬品工業(4528):2.3%安の2602円。大和証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げた。抗がん剤 「オプジーボ」の薬価50%引き下げを反映し業績予想を下方修正、積極的に評価しづらい局面が当面継続すると予想。薬価50%引き下げは結論ありきで強引に導き出された印象が強く、18年もオプシーボを念頭にした薬価制度見直しの懸念が拭えないとしている。目標株価は3700円から2800円に下げ。

  大阪チタニウムテクノロジーズ(5726):16%高の1718円。野村証券は18日の決算説明会で17年の航空機向けスポンジチタンの出荷数量が前年比2-3割近く増加する見込みが示されたとリポートで報告。業界で数量増の恩恵を受けやすい立ち位置にいることが輸出数量増加の背景と推定、株式市場で短期的にポジティブに評価される見通しとした。投資判断は「中立」を継続。

  DOWAホールディングス(5714):3.3%安の825円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に引き下げた。今後は「グロース性」が 株価のけん引役となるべき局面だが、現中期計画では成長性の具体化の確認は難しく、同社の「ディフェンシブ性」は上昇した株価におおむね織り込まれたと指摘した。目標株価については800円から850 円に上げ。

  ブロードリーフ(3673):150円(15%)高の1144円とストップ高。12月16日を基準として1株を2株に株式分割すると発表。流動性向上や投資家層の拡大が期待された。

  クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387):2.6%高の1019円。ドイツ証券は投資判断「買い」で調査を開始した。同社は約190ブランド、約800店舗からなる飲食店を運営する企業グループで、オーガニックな出店や国内企業の買収・合併(M&A)、海外展開による継続的な成長が期待できるとした。居酒屋「磯丸水産」の出店加速などで17年2月期営業利益は会社計画76億円を上回る80億円と見込んだ。目標株価は1250円。

  協和発酵キリン(4151):2.1%高の1699円。みずほ証券は目標株価を2140円から2230円へ引き上げた。遺伝性くる病治療薬「KRN23」のFDA申請が早まったことや、日本を含む国際共同のフェーズ3試験が開始されたため同薬の売上高を増額修正。16年12月期営業利益予想を361億円から372億円(会社計画320億円)、17年12月期は360億円から367億円に増額した。投資判断は「買い」を維持。

  ナブテスコ(6268):3.4%安の2922円。野村証券は16年12月期営業利益予想を240億円から会社計画と同じ223億円、来期も263億円から238億円に減額した。輸送用機器事業は舶用機器で海外の造船需要減少や海運市況悪化の影響に加え、鉄道車両用機器の中国高速鉄道向け入札の遅れを考慮し減額。産業用機器事業では自動ドアの先行投資負担増加を見込んだ。投資判断は「中立」継続。

  コロプラ(3668):1.9%安の937円。大和証券では、10 月以降、スマートフォン向けゲーム「白猫プロジェクト」「白猫テニス」ともモメンタムが低下しているもようと指摘。iOSやAndroid OSのランキングから推し量ると会社側の17年9月期営業利益予想前期比66%減の110億円は保守的とは言い難いと判断、目標株価を1540円から920円に引き下げた。投資判断は「中立」を継続。

  三井松島産業(1518):8.1%高の1311円。岩井コスモ証券は投資判断「アウトパフォーム」で調査を開始した。足下で石炭スポット価格は高値圏で推移、今期業績は上方修正された会社通期計画をさらに上振れる可能性が高いと分析。7月以降の石炭価格の上昇を背景に今後収益改善が本格化する見通しで、来期業績はV字回復を予想した。目標株価は1720円に設定。

  グリーンペプタイド(4594):100円(18%)高の660円とストップ高。iPS技術を利用した再生・細胞療法で新規性の高い技術を有するアドバンスト・イミュノセラピーの第三者割当増資を引き受け、子会社化すると21日午前に発表。

  バリューゴルフ(3931):3.4%安の1584円。17年1月期営業利益予想を2億2100万円から前期比23%減の1億円に下方修正した。従来は70%増益予想だった。ゴルフ用品販売「ジープ」の子会社化で売上高は予想を上回るが、これに伴うのれんの償却費などが発生するほか、ゴルフ事業の予約システム「1人予約ランド」の販売促進費増加なども響く。

  ソフトクリエイトホールディングス(3371):8.2%高の1310円。連結子会社のエイトレッドが東証マザーズに12月22日に新規上場することが承認された。ソフトCHはエイトレッドの発行済み株式数の80%に当たる160万株を保有。上場に際し20万株を放出する。

  フィル・カンパニー(3267):18日にマザーズ市場に上場し売買2日目にして付いた初値は公開価格比3.1倍にあたる4000円だった。同社は駐車場を活用した空中店舗の企画・プロジェクトマネジメントサービスを提供。グループ会社を通じて設計・施工業務も手掛ける。終値は4020円。

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