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フィヨン氏決選投票へ、サルコジ氏敗退-仏中道右派大統領予備選

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来年のフランス大統領選に向けて、最大野党の共和党など中道・右派陣営の候補を選出する予備選の第1回投票が20日行われ、フィヨン元首相が土壇場で追い上げて首位を確保した。3位にとどまったサルコジ前大統領は敗退し、フィヨン氏と2位のジュペ元首相が27日の決選投票を争うことが決まった。

  選管当局の集計によれば、開票率90%余りの段階でフィヨン元首相(62)が44%の票を得て首位、最有力候補とされてきたジュペ元首相は28%で2位となった。サルコジ前大統領の得票率は21%。

  フィヨン氏は世論調査で3位ないし4位と何カ月も水をあけられてきたが、ジュペ氏の経済社会問題への比較的穏健なアプローチと、サルコジ氏の復帰の両方に反発する右派支持層から後押しを受けたもよう。社会党のオランド現大統領の支持率が歴代最低となる中で、世論調査によれば、来年5月の大統領選の決選投票では、中道・右派陣営の候補と極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首との一騎打ちとなる可能性が高い。

  ベレンベルクのチーフエコノミスト、ホルガー・ シュミーディング氏はこの日の結果について、「欧州にとって朗報だ。フランスに変化を求める渇望の広がりが極右のルペン氏を来年圧勝させ、政権の座に就かせるリスクが後退した」と指摘した。

  サルコジ氏と4位にとどまったルメール元農相(得票率は2.6%)はいずれも敗北を認め、27日の決選投票でフィヨン氏を支持すると表明。サルコジ氏は「フランソワ・フィヨン氏は、フランスが直面する困難な課題をよりよく理解している。だから私はフィヨン氏を支持する」との声明を発表した。

  BVAの9月の世論調査結果によると、中道・右派陣営の候補にフィヨン氏が選ばれ、大統領選でルペン氏と争う場合、第1回投票の得票率は19%とルペン氏の33%を下回るが、 決選投票では61%の票を集め、ルペン氏の39%を抑えて勝利する見通し。ジュペ氏が本選の候補になれば、第1回投票の得票もルペン氏を上回り、決選投票は得票率66%で同氏を破ると予想されている。

原題:Sarkozy Out of French Presidential Race After Fillon Surge (1)
Sarkozy Eliminated in French Republican Primary by Fillon Surge(抜粋)

(ルペンと一騎打ちの場合の予想得票率を追加して更新します.)
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