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米国債(18日):2週連続安、トランプ氏勝利でインフレ期待上昇

更新日時

18日の米国債は下落。週間ベースで2週間連続で下げた。ドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利を受け、インフレ期待が急伸した。

 ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル・アグリゲート指数は今月4日以降、4%低下した。これは2週間の下げ幅としては1990年のデータにさかのぼり最大だ。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は17日、上下両院合同経済委員会の公聴会で証言し、利上げについて「今後明らかになる経済指標が 連邦公開市場委員会(FOMC)の目標に向けて前進を続けるさらなる証拠を示せば、比較的早期に適切になる可能性が十分ある」と述べた。

Treasury Yields Surge

  SEIインベストメンツ(ペンシルベニア州オークス)で80億ドル相当の資産運用に携わるショーン・シムコ氏は、「大統領選挙の後で激しい値動きが見られる。相場はトランプ次期政権の今後の政策を織り込みつつある」と述べ、「大きな問題はこれが実際にどの程度、またどれだけ速やかに実行されるのかということだ」と続けた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.35%。同年債(表面利率2%、2026年11月償還)の価格は96 27/32。

 10年債と同年限インフレ連動債(TIPS)の利回り差は今週、一時1.97ポイントと2015年4月以来の最大となった。  

  モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントのグローバル債担当最高投資責任者、マイケル・クシュマ氏はトランプ次期大統領が公約通りの減税と財政出動を実行した場合、10年債利回りは1年後に2.5ー2.75%に上昇すると予想している。

  その上で同氏はドル上昇とトランプ次期政権の政策が成長を損ね、利回りの上昇を制限する可能性があると指摘する。

  クシュマ氏は「短期的には米国債利回りはピークをつけたとみているが、今後再び上昇する可能性は十分ある」と続けた。

原題:Global Bonds Poised for Biggest Two-Week Loss in Quarter Century(抜粋)

(相場を更新し、第2段落を加え、第4段落以降を追加します.)
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