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損保3社:4-9月期純利益5割増、自然災害減-東京海上は上方修正

大手損保3グループの4-9月期純利益は前年同期比48%増の2971億円となった。各社が18日開示した。台風などの自然災害の保険金が減少したことや、円高により外貨建ての支払い備金の積み増し負担が減ったことなどで、国内損保の保険引き受け利益が増益となったことが主因。

  4-9月の純利益は、東京海上ホールディングスが同81%増となるなど3社とも増益。東京海上HDは通期純利益予想を150億円上方修正し2800億円とし、配当予想は据え置いた。MS&ADンシュアランスグループホールディングスとSOMPOホールディングスは期初予想を据え置いた。

  正味収入保険料は、買収した英アムリン社の連結化でMS&ADでは増収となった。その要因を除くと各社とも、火災保険で値上げ前の駆け込み需要があった昨年の反動減や、円高の影響で海外子会社や再保険などの保険料が円ベースで目減りして減収となった。各社とも通期の正味収入保険料は円高の影響などを踏まえ予想を下方修正した。

  東京海上HDの藤田裕一常務は4-9月期の円高の影響について、国内事業には122億円の増益、海外では125億円の減益に作用し、「グループ全体では為替の影響はとどまっている」と述べた。SOMPOの辻伸治副社長も影響は「ほぼフラット」という。

  同時に、SOMPOは今年5月に公表した2019年3月期の修正連結純利益目標を1800億円-2200億円から2200億円-2300億円に上昇修正した。また、MS&ADは子会社への出資や長期投資資金などを目的として国内劣後債1500億円の発行を発表した。同持ち株会社として社債発行は初めて。

4-9月期
正味収入保険料(%)
4-9月期
純利益(%)
通期
利益予想(%)
東京海上HD17008(-2.0)1553(81.4)2800 (10.0)
MS&AD18395(13.6) 984(14.4)1830   (0.8)
SOMPO12796(-3.8) 434(52.0)1400(-12.3)
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