コンテンツにスキップする

【個別銘柄】三越伊勢丹高い、カジノ関連下げる、アインHDは大幅高

更新日時

18日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  三越伊勢丹ホールディングス(3099):前日比5.4%高の1238円。野村証券は投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を950円から1400円に上げた。コスト構造改革など収益性重視、外部提携による資産価値の収益化戦略など経営変化の兆候を積極的に評価。業績は中長期的なターンアラウンドが見込まれると指摘した。従来から資産価値に割安感がある一方、都心店舗の再開発などを必要としてきたが、今回の経営変化で再評価が可能になったとみる。

  カジノ関連:コナミホールディングス(9766)が6.9%安の3895円、日本金銭機械(6418)が8.7%安の1462円、オーイズミ(6428)が2.6%安など。17日夕のNHK報道によると、自民・公明両党の幹事長らの会談で、国内のカジノ解禁に向けた法案について衆院内閣委で審議入りには至っていないことが報告された。SBI証の藤本誠之シニアマーケットアナリストは、欧米でカジノ機を販売するコナミや日金銭などはカジノ法案成立への思惑からも買われてきた面があるが、ネガティブなニュースに反応している可能性があるとの見方を示した。また、コナミHDでは、新作ゲーム「遊戯王デュエルリンクス」が17日から配信され、市場では知名度の高いゲームでもあり、いったん材料出尽くしとの見方もあった。

  アインホールディングス(9627):8.7%高の7840円。ゴールドマン・サックス証券は投資判断を「中立」から「買い」 に、目標株価を6900円から9500円に引き上げた。調剤薬局市場は大手への集約が加速していく中、同社は最後に残された低寡占市場の勝者と分析。過去実績、薬剤師採用、バランスシートの強固さで、中小薬局から魅力的な統合・提携先として選ばれる可能性が高いとみている。M&Aの加速などから2026年4月期営業利益を570億円と試算、16年4月期比で4倍の成長を予想した。

  ジェイアイエヌ(3046):5.1%高の5070円。SMBC日興証券は投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を6500円で調査を開始した。成長途上にあるアイウエア市場のけん引役となると評価。直近の株価上昇は18年8月期の最高益更新を織り込みにいったと動きとみるが、さらにその先を織り込みにいくタイミングに入ったと分析した。17年8月期の営業利益予想は51億2000万円(会社計画は前期比30%増の48億円)、来期は67億8000万円を見込む。

  千代田化工建設(6366):3.3%安の825円。大和証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価を950円から800円に下げた。複数プロジェクトの最終投資決定時期が想定に比べて遅れる見込みとなったことや、米国で建設中のLNGプラントに関する収益性前提を引き下げた。今期受注高は3400億円に落ち込み、会社計画4700億円や同証予想5000億円を下回る見込みで、業績予想を下方修正した。

  エイチ・アイ・エス(9603):5.8%高の3105円。長崎県にあるテーマパーク、ハウステンボスの「変なホテル」が世界初のロボットホテルとして、ギネス世界記録に認定されたと17日に発表した。

  ポーラ・オルビスホールディングス(4927):4.5%高の8310円。シワを改善する薬用化粧品「リンクルショット メディカル セラム」を17年1月1日から発売すると17日に発表した。シワを改善する薬用化粧品としては日本初の承認で、発売初年度の年間売上高目標は100億円規模を見込む。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、総合力が奏功して誕生した同商品に注目が集まるだろうと指摘し、17年12月期以降の業績に貢献する期待が高まりポジティブな印象とみる。

  エフオン(9514):11%高の831円。いちよし経済研究所はフェアバリューを1300円から1600円に引き上げ、投資判断「A(買い)」を継続した。豊後大野発電所の収益が従来予想を上回ると判断。17年6月期営業利益予想を従来の22億5000万円から26億円(会社計画20億円)に増額した。

  レオパレス21(8848):3.2%安の584円。SMBC日興証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に下げた。リーマン・ショック前に供給したリーシングが難しいアパートが足かせとなり、入居率はさらに鈍化する可能性があると指摘し、今期以降の入居率予想を引き下げた。17年3月期営業利益予想を246億円から会社計画と同じ225億円、18年3月期は269億円から237億円に減額した。

  M&Aキャピタルパートナーズ(6080):5%高の2938円。ゴールドマン・サックス証券は投資判断「買い」、目標株価4100円で調査を始めた。小売業態の中で最も寡占度の低い調剤薬局M&Aで強みがあると指摘。同領域は市場寡占化が急速に進むとみており、それに伴い営業利益は今後10年間で4倍の75億円に、年平均15%で成長すると試算。また、バリュエーションは今期同証予想でPER29倍と、競合2社平均62倍と比較して割安と指摘した。

  チエル(3933):300円(23%)高の1592円とストップ高。小中学校向け「教育クラウドサービス」を開始すると17日に発表した。同サービスは小中学校でのアクティブ・ラーニング(能動的学習)を支えるデジタル教材、教務支援システムをクラウド化し、一元的に提供。第1弾として豊富な授業用デジタル教材に授業外での個別学習、過程学習、反転学習のための新デジタル教材をそろえた「らくらく教材クラウド(仮称)」を17年4月から提供する。

  アイスタイル(3660):12%高の728円。SMBC日興証券は投資判断「1(アウトパフォーム)」、目標株価を940円で調査を始めた。コスト増による17年6月期の営業減益計画は中期成長力を高めるために必要な投資と判断、来期以降の成長を評価すべきとみる。運営する美容総合サイトには多くの美容情報やユーザー情報が蓄積、B to C関連事業での比較優位性となり、競合出現リスクも低いと分析した。
 

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE