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欧州債:イタリアなど高利回り国債が下落-ECBがQE期待を抑制か

17日の欧州債市場ではイタリア国債が続落。欧州中央銀行(ECB)当局者が量的緩和策が延長されるとの投資家の観測を抑えようと意図する中、高利回りの国債が売られた。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債が3日続伸した一方、スペインとポルトガルの国債はイタリア国債とともに下落した。定例政策委員会を3週間後に控えたECBはこの日、10月19、20日の議事要旨を公表。これによれば、政策委は緩和策拡大に過度の期待を生じさせないよう留意すべきだとの見解を示した。

  みずほインターナショナルの金利戦略責任者、ピーター・チャトウェル氏(ロンドン在勤)は、議事要旨に見られた「いくつかの指摘が恐らく売りにつながった。市場がこれらを周辺国債に対する弱材料だと解釈した可能性があると理解できる」と述べた上で、「実際のところ、個人的な見解は異なる。ECBは現時点でQE拡大しか選択肢はない」と付け加えた。

  ロンドン時間午後4時5分現在、イタリア10年債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.10%。14日には2.23%と、2015年7月以来の高水準を付けた。同国債(表面利率1.25%、2026年12月償還)価格はこの日、0.6下げ92.415。

  スペイン10年債利回りは6bp上げ1.60%。同年限のポルトガル国債利回りは3.77%と、2月12日以来の高水準に達した。一方、ドイツ10年債利回りは2bp下げて0.28%。

Bond Market Calm Disturbed

原題:Italy Leads Euro-Area Bond Selloff as ECB Calms QE Expectations(抜粋)

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