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トランプ氏閣僚人事、上院承認で満額回答は望み薄か-共和党支配でも

  • ポール議員はジュリアーニ、ボルトン両氏の国務長官起用に反対
  • 与野党議席数は小差で指名委承認阻止は比較的容易か

トランプ次期米大統領は、ワシントン政界で共和党に君臨することになる。だがそれは、同党が引き続き支配する上院が、トランプ氏の全閣僚人事をすんなりと承認することを必ずしも意味しない。

  トランプ氏が指名する閣僚候補の大多数については、上院の承認を期待できそうだ。しかし、共和党と民主党の議席数が全体でそれぞれ52、48と小差であることや、早くも内輪もめの兆しがうかがわれる事実を踏まえると、賛否の分かれる人事は承認がずれ込むか頓挫する恐れがある。

  ランド・ポール上院議員は15日、次期国務長官にボルトン元国連大使やジュリアーニ元ニューヨーク市長を起用することに反対だとして、次期大統領にいち早く警告を発した。

Senator Rand Paul Campaign Stop

ランド・ポール氏

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

  同上院議員はボルトン氏起用の可能性に関し、「あってはならないことだ」と指摘。イラク戦争が誤りだった点を「決して学ばず、今後もそうすることはないであろう」人物であり、トランプ氏自身も反対した対リビア介入や、その他の新保守主義(ネオコン)の冒険主義をボルトン氏は提唱したと断じ、「この男は脅威だ」と論じた。

  ポール上院議員はまた、ワシントン・ポスト紙とCNNに対し、ジュリアーニ氏を国務長官ポストに推すつもりはないとも語った。

  同上院議員は外交委員会メンバーとして、民主党議員と組んで指名承認を阻止することも可能だ。同委の内訳は共和10人、民主9人であるため、与党の1人が野党側に寝返れば人事を阻むことができる。同様の事態は他の委員会でも起こり得る。

  共和党のコーニン上院院内幹事は「協調するのが良いと思う」と話し、次期政権が人事を固める前に上院側に相談するのが賢明であるとの考えを示した。

原題:Trump’s Cabinet Picks May Not Get Rubber-Stamped in GOP Senate(抜粋)

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