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銅の上昇継続にはトランプ氏公約以外の要因必要-フリーポートCEO

  • アドカーソンCEO:銅相場が上昇するには中国の経済成長が必要
  • インフラ投資に伴う銅上昇、貿易政策での保護主義の強まりで相殺も

米フリーポート・マクモランのリチャード・アドカーソン最高経営責任者 (CEO)は、銅相場の上昇継続には、トランプ次期米大統領のインフラ投資拡大公約以外の要因が必要との見通しを示した。

  アドカーソンCEOは16日、リマにあるフリーポートのオフィスでのインタビューで「銅相場の長期的なけん引役という意味では影響はあるが、大きな影響を及ぼすわけではない」と指摘。「銅需要が旺盛となるためには、世界経済の中で中国の経済状況がポジティブである必要がある」との見方を示した。

  トランプ次期米大統領は米国の再建を公約し、5500億ドル(約60兆円)規模の交通インフラ整備計画などの目標を掲げている。世界の鉱山会社は、それが需要拡大につながることを期待しており、大統領選の結果をきっかけに工業用金属価格は上昇した。

  ただアドカーソンCEOは、トランプ政権下のインフラ投資による銅相場上昇は、米国の貿易政策が保護主義的色彩を強めることによって相殺されかねないと指摘。「貿易は世界経済にとって重要な要素であり、選挙期間中に示された政策がどう実施されるか分からない。判断するのは時期尚早だ」と述べた。
  
原題:Copper Rebound Needs More Than Donald Trump, Freeport CEO Says(抜粋)

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