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議会証言に臨むイエレン議長、政権交代控え長期の金利見通し不透明に

  • トランプ政権の政策による経済・金利見通しへの影響を議員は質問か
  • 他の当局者は時期尚早として見解示さず、議長も明言避ける可能性

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は17日の議会証言で、トランプ次期大統領の財政政策が経済見通しや利上げの道筋にどのような影響を及ぼす可能性があるかについて、質問を受ける公算が大きい。だが、明確な答えは期待しない方がいいだろう。

  今週これまでに公の場で発言をしたほぼ全ての米金融当局者は、トランプ政権での減税や財政刺激策による見通しへの影響を尋ねられた。地区連銀総裁とFRB理事の計17人の中で今週発言した9人は、どんな政策が追求・実施されるのかまだ不明なため確信を持てないと口をそろえた。ただ何人かは、財政出動による景気刺激で連邦公開市場委員会(FOMC)による利上げの余地が広がる可能性を示唆した。

  12月の米利上げの可能性には確信が強まっている。しかし、上下両院合同経済委員会の公聴会に臨むイエレン議長は、もっと先の金融政策の道筋に関してはさらなる詳細を示せないかもしれない。今後のFOMCの経済予測や利上げペースの修正につながるような仮定条件が通常よりも多いからだ。

  ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのマネジングディレクター兼シニアエコノミスト、サム・ブラード氏は「イエレン議長は現在のFOMCの見通しに関しては引き続き積極的に提示しようとするだろう」と予想。一方で、「政権交代を踏まえた見通しについて聞ければ興味深いが、もっと事態が明確になるまでは直接的なコメントに踏み込むとはとても思えない」と述べた。

  フェデラルファンド(FF)金利先物市場では、12月のFOMCで0.25ポイントの利上げが実施される確率は94%と見込まれている。
  
原題:Yellen Heads to Congress as Trump’s Plans Cloud Rate Outlook (1)(抜粋)

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