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OPECは減産で正式合意へ、各国生産枠の設定は困難か-調査

  • アナリスト20人のうち14人がOPECは30日の総会で正式合意と予想
  • 加盟各国の生産枠が設定されるとの見通し示したのは7人にとどまる

石油輸出国機構(OPEC)は30日に開く総会で減産について正式合意するものの、履行に必要な各国の生産枠設定には至らないとの見通しが、ブルームバーグが実施した調査で示された。

  調査ではアナリスト20人のうち14人が、OPECは30日の総会で8年ぶりとなる減産で正式合意すると予想。ただ、OPECが各国の生産枠を設定するとの見通しを示したのは7人にとどまった。生産枠の決定は従来、OPECの行動において不可欠な部分。

  バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチやヘッジファンド運用者ピエール・アンデュラン氏は、原油価格の2年間に及ぶ下落でOPEC加盟国の財政が打撃を受けているため、OPECが行動を起こすのは確実と予測。ただ、主要産油国のイランとイラクが紛争や経済制裁などで数年間にわたって落ち込んでいた生産の回復を目指しているため、OPECの生産枠割り当ての取り組みは複雑化しており、英BPによれば原油市場には引き続き「悲観的な見方」が広がっている。

  コメルツ銀行の商品調査責任者、オイゲン・ワインベルク氏は「合意には達しそうだが、本当に必要とされている合意ではない」との見方を示す。

  OPEC加盟国は今週ドーハで開く緊急会合で意見の相違の解消を目指すとともに、OPEC非加盟国のうち最大の原油輸出国であるロシアと協議する予定だ。同国は少なくとも増産を凍結する用意があることを示唆している。

原題:OPEC Seen Reaching Deal, Yet Without Targets to Make It Stick(抜粋)

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