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【個別銘柄】金融株安い、長谷工や不二製油上昇、楽天やスクエニ下落

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17日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  金融株:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は前日比1.4%安の673.2円、三井住友フィナンシャルグループ (8316)は1.4%安の4133円、T&Dホールディングス(8795)は3.2%安など。金融株の下落について日本アジア証券グローバル・マーケティング部の清水三津雄次長は、インフレ期待などを受けた上昇が米国株市場で一服し、日本でも利益確定売りに押された、との見方を示した。

  長谷工コーポレーション(1808):2.5%高の1087円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を1700円から1740円に引き上げた。シェア上昇に伴いパワーバランスが大きく強化され、高収益局面が続くと予想。2017年3月期の営業利益予想を820億円から880億円(会社計画は前期比25%増の860億円)、来期を840億円から900億円に増額した。

  不二製油グループ本社(2607):3.4%高の2131円。SMBC日興証券は目標株価を1800円から2060円に上げた。国内外のチョコレートや製菓・製パン素材の販売が好調に推移しており、17年3月期の営業利益予想を従来の175億円から前期比22%増の205億円に、18年3月期は190億円から211億円へ増額した。投資判断は「中立」を継続。

FC Barcelona v RCD Espanyol - La Liga

FCバルセロナと契約、広告効果は不透明

December 7, 2014 in Barcelona, Spain. (Photo by Alex Caparros/Getty Images)

  楽天(4755):2.6%安の1138.5円。スペインの名門サッカーチーム「FCバルセロナ」と、4年間のパートナー契約を締結したと16日に発表。契約金額は年間5500万ユーロ(約64億円)で、1年間の延長オプションがある。岡三証券の小川佳紀シニアストラテジストは、現時点で広告効果がどれほどあるか読めず、不透明感があると指摘したうえで、足元の業績は伸び悩んでおり、警戒も根強いとの見方を示した。同社の15年12月期の広告宣伝費および販売促進費は1005億円と、営業費用全体の17%。

  スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):2.1%安の3005円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に、目標株価を5550円から3050円に下げた。19年3月期営業利益を減益予想へとシナリオを変更した。モバイルゲームでは市場の成熟化や投入作品数の増加、開発費増加などで事業環境が悪化、オンラインゲームでは新規会員獲得の競争激化や既存顧客満足度の低下で会員数の減少に歯止めかからないと分析。19年3月期営業利益は18年3月期同証予想と比べ13%減の422億円と試算、従来の628億円から減額修正した。

  アイロムグループ(2372):150円(16%)高の1091円でストップ高。多能性幹細胞から褐色脂肪細胞を製造する技術について、日米の特許査定を受けたと17日午前に発表。これにより作製された褐色脂肪細胞は、肥満やメタボリックシンドロームなどを対象とした再生医療製品として直接ヒトに移植するなど幅広く応用することが考えられるという。褐色脂肪細胞は脂肪を分解して熱を産生、動物実験では肥満防止や代謝改善に効果あること実証されており、ヒトでもメタボリックシンドロームの治療開発での創薬標的として注目されている。

  ジャパンディスプレイ(6740):5.1%高の249円。スマートフォンに使う見開き型液晶パネルを開発したと17日付の日本経済新聞朝刊が報じた。来夏に発売される見込みという。

  ジェイ エイ シー リクルートメント(2124):4.1%安の1378円。16日発表した10月の連結売上高は前年同月比15%増加したが、9月の31%増からは増収率が縮小した。

  IMV(7760):6.5%高の391円。発行済み株式総数の2.14%に当たる35万株、金額で1億円を上限に自社株買いを行うと16日に発表した。期間は17日から17年9月30日。

  日本ケミコン(6997):8.7%高の224円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は17年3月期営業利益予想を2億円から10億円に、18年3月期を6億円から10億円に増額した。アルミ電解コンデンサーは近年、PC・TV向けの不振で需要が縮小傾向だったが、やや反転の兆しが見えると指摘。電解質に液体とポリマーの双方を使用するハイブリッドコンデンサーで先行しており、車載などへの拡販が期待されるとみる。

  デサント(8114):2.7%安の1231円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は16日付で目標株価を1260円から1100円に引き下げた。過去5期の成長源であった韓国の現地通貨ベース売上高の鈍化は、中期的なバリュエーションの抑制要因となる可能性が高いと指摘。17年3月期営業利益予想を97億円から90億円(会社計画80億円)、来期を109億円から102億円に下方修正した。投資判断は「中立」を継続。

  リプロセル(4978):2.7%高の458円。ヒトiPS細胞由来のモデル細胞を開発しファンケル(4921)に提供すると16日発表した。今期業績への影響は軽微としているが、開発状況に応じた段階的な売り上げ計上を想定しており、今後の収益への貢献が見込めるとみられた。ファンケルではこの細胞を元にアンチエイジングに着目した製品開発をする。

  シノケングループ(8909):4.8%高の2124円。岩井コスモ証券は16日付で投資判断を「A(アウトパフォーム)」に新規格付けした。主力のアパート、マンション販売のフロービジネスの好調に加え、順調な伸びを示すLPガス供給販売などストックビジネスを含めて中長期の成長性を評価。16年12月期営業利益は会社計画の100億円を上回る前期比54%増の105億円を見込む。目標株価は3200円に設定。

  東京応化工業(4186):1.7%高の3840円。野村証券では、好調な半導体需要を踏まえて17年3月期営業利益予想を102億円から110億円(会社計画94億円)、来期を124億円から135億円に上方修正した。来期は中国のスマートフォン台数の伸び率が鈍化しても、スマホの高容量化や高集積化に対応する3D NAND、FanOutなど構造的変化を取り込めると評価した。目標株価は3700円から4450円に引き上げ。

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