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ウォード・フェリー、15年間続いたアジア・ヘッジファンド閉鎖

  • WFアジア・オフショアファンドが顧客に資金返還へ
  • 共同CIO退社後はロングオンリーのファンドに集中

かつてアジアで最大級で最も歴史あるヘッジファンド運用会社の一つとして取り上げられたことのあるウォード・フェリー・マネジメントが、15年間続いたヘッジファンドを閉鎖する。アンドルー・ナッシュウェバー共同最高投資責任者(CIO)が退社を決めたことが影響した。

  ブルームバーグの集計データによると、ナッシュウェバー氏が担当してきた「WFアジア・オフショアファンド」の運用資産は10月末時点で7億2000万ドル(約780億円)。ピーク時の2007年10月後半には約13億ドルを有していた。香港に本拠を置くウォード・フェリー・マネジメントは今後、複数あるロングオンリーのファンドに集中する。同社のロングオンリー・ファンドの運用資産は10月1日現在で計13億ドルだという。

  同社のスコービー・ウォード執行会長は10月20日の投資家向け書簡で、「当社は堅調な運用成績を挙げ、ポジティブな勢いのあった期間を経て顧客に資金を返還するという幸運な立場にある」とコメント。WFアジア・オフショアファンドの資産売却を始めており、向こう数カ月で顧客に資金を返還すると説明した。ブルームバーグ・ニュースは同書簡を入手した。

  ナッシュウェバー氏は会社の内規を理由にコメントを控えた。ウォード会長とアニー・ライ最高執行責任者(COO)にも電子メールを送ったが返答はない。

  ブルームバーグの集計データによれば、WFアジア・オフショアファンドは01年2月の開始以来、年率で約11%のプラスリターンを記録してきた。これはHFRIエクイティ・ヘッジ・トータル指数の2倍余りに上る。

原題:Ward Ferry to Shut 15-Year-Old Asia Hedge Fund as Co-CIO Leaves(抜粋)

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