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ブラジル株:ボベスパ上昇、財政再建への信頼感高まる-JBS高い

  • 食肉加工のJBSは利益が予想を上回ったことを好感し上昇
  • 現地紙によると、テメル大統領の財政立て直しの取り組みは進展中

16日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。テメル大統領が経済政策の承認を議会から取り付け、それが財政赤字の抑制と投資家の信頼回復につながるとの楽観的な見方が再び強まった。

  食肉加工のJBSは7-9月(第3四半期)利益が予想を上回り上昇。電力会社AESティエテも高い。イタウBBAのアナリストがここ数日間の下げは正当化できないと指摘した。この日はブラジル銀行をはじめ銀行株も上げた。ドイツ銀行のアナリストは11日付のリポートでブラジル銀行の投資判断を「バイ」に据え置いた。

  ブラジル株は、テメル政権が財政赤字を削減し成長回復の道筋を付けることを目指した政策を推進できるとの観測を背景に、今年これまでにドル・ベースで62%上昇。ブラジル紙グロボによると、テメル大統領は歳出抑制案への承認獲得に向け交渉を続けている。また、同国紙フォリャ・ジ・サンパウロは、大統領が12月半ばよりも早い時点で別途年金改革案を議会に示す可能性が高い、と伝えた。歳出抑制と年金改革はブラジルの財政立て直し計画の2つの柱。

  証券会社レローザ・インベスチメントス(サンパウロ)のアナリスト、ビトール・スザキ氏は「トレーダーらは財政立て直しが軌道に乗っている兆しに安心感を得ている」と述べるとともに、米国の利上げが当初予想されていたよりも速いペースになるとの観測が「ブラジル議会に重要法案審議の緊急性を感じさせ得る」と指摘した。

  ボベスパ指数は前営業日比1.8%高の60759.32で終了。指数構成58銘柄のうち40銘柄が上昇した。銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングが4.9%高となり、指数の上げに最も貢献。ブラジル石油公社(ペトロブラス)は5.3%、JBSは2.8%、AESティエテは4%それぞれ上昇した。

原題:Ibovespa Advances as Confidence Grows Temer Will Shore Up Budget(抜粋)

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