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米国債:30年債上昇、利回り曲線平たん化-12月利上げ観測強まる

更新日時

16日の米国債市場では30年債のパフォーマンスが短期債を上回り、利回り曲線が平たん化した。トレーダーの間では米金融政策当局が来月利上げに踏み切るとのコンセンサスが形成されつつある。

  2年債と30年債の利回り差は9月以降で最も大幅に縮小した。2年債利回りは1月以来の高水準をつけた。市場が織り込む利上げ確率は約94%。

Yield Curve Flattens

  トランプ次期米大統領が経済成長を促すために財政政策を拡大するとの期待から米国債は売りを浴び、30年債利回りは今週に入り一時年初来の最高をつけた。この日は朝方発表された10月の米生産者物価が予想外に弱かったことが手掛かりとなり、30年債は上昇した。

  BMOキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、アーロン・コーリ氏は「市場は当局が利上げするとの見方を固めつつある」と述べ、「この日発表された経済統計の内容は良くなかったものの、利上げを見送るほど悪くもなかった。ここ1週間半で国債が売りを浴びたが、ここにきて多少資金が市場に入ってきている」と続けた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによると、ニューヨーク時間午後5時現在、30年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.92%。同年債価格(表面利率2.875%、2046年11月償還)は21/32上げて99 2/32。2年債利回りは1bp上げて1.01%。30年債との差は約1.91ポイントに縮小した。

  10年物ドイツ国債に対する米国債の上乗せ利回り差は今週拡大し、1989年以降で最大に広がった。日米の利回り差はここ約3年で最大となった。

U.S. Extends Yield Advantage

  ドイツ銀行プライベート・ウェルス・マネジメント部門の債券取引責任者、ゲーリー・ポラック氏(ニューヨーク在勤)は「長期米国債が非常に割安となり、海外投資家にとっては投資妙味が増した」と述べた。

原題:Treasury Yield Curve Flattens as Fed Rate Hike Seen as Done Deal(抜粋)

(相場を更新し、第2段落を加え、第4段落以降を追加します.)
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