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英雇用統計:7-9月の失業率、11年ぶり低水準-雇用者数の伸びは鈍化

  • 失業率4.8%は2005年以来の低水準
  • 雇用者数の伸びはわずか4万9000人、4-6月は17万2000人

英国の失業率は7-9月(第3四半期)に11年ぶり低水準となったが、国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択した影響が雇用市場に広がりつつある兆候も出ている。

  英政府統計局(ONS)が16日発表した雇用統計によると、第3四半期の失業率は4.8%と、4-6月(第2四半期)の4.9%を下回った。だだ、雇用者数の伸びは4万9000人にとどまり、17万2000人増えた第2四半期からの減速を示した。

  ONSの統計専門家、デービッド・フリーマン氏は発表資料で、「失業率はここ10年余りで最も低い水準にある。就労率も記録的な高さだ」とした上で、「とはいえ、雇用者数の伸びが鈍化するなど労働市場の冷却化を示唆する兆候もある」と指摘した。

  第3四半期の失業者数は3万7000人減の160万人。一方、狭義の指標である失業保険申請件数は10月に3カ月連続で増加した。10月の申請件数は前月比9800件増、9月は5600件増に上方修正された。

  第3四半期の平均賃金は前年同期比2.3%上昇。賞与を除くと2.4%上昇で、前四半期の2.3%を上回る伸びだった。EU離脱選択に伴いポンドが12%急落したことを受けた輸入物価上昇で、インフレ率が来年約4%に達するとの予想もあり、実質賃金は一段と圧迫される見込みだ。

原題:U.K. Jobless Rate Falls Amid Signs Labor Market May Be Cooling(抜粋)

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