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ドイツ連銀:長引く低金利がリスクの高まりを助長-金融安定報告

ドイツ連邦銀行(中央銀行)は、長引く低金利がリスクの高まりを助長しており、これが金融安定を脅かす可能性があると指摘した。ただ、経済成長が低迷している現在の環境において割安な借り入れコストは必要だとの認識も示した。

  独連銀は16日公表の金融安定報告で、金利が突如として上昇した場合、銀行や生命保険会社が最も打撃を受ける公算が大きいとの見方を示した。金融機関は十分な資本バッファーを持つことに万全を期す必要があるほか、急激な物価や金利の変更で持続可能な経済に必要とされる金融サービスを提供する能力に支障が出ることがないよう、顧客との契約においてリスクを積極的にヘッジすべきだと論じた。

  ブーフ副総裁は報告で、「現在のマクロ経済環境において、市場参加者がリスクを過小評価し、資産価格下落や金利上昇の可能性を十分に考慮に入れない可能性がある」と説明し、「それ故、契約条件が適切であることを確保し、予想外の展開による損失を吸収できるだけの十分なバッファーを積み上げておくことが不可欠だ」と指摘した。

  独連銀は、将来の金利上昇が複数の金融機関に同時に影響を及ぼしシステミック・リスクへと広がり、金融安定への脅威となり得るとも警告した。

原題:Bundesbank Says Low Interest Rates Encouraging Build-Up of Risk(抜粋)

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