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ダウとデュポンにEUが異議告知書を来月送付か、合併めぐり-関係者

  • 欧州委は両社の合併が競争法に違反する恐れがあると指摘へ
  • 両社の合併は農薬関連業界で承認待ちの3件の案件の一つ

ダウ・ケミカルデュポンは、両社の合併が競争法(反トラスト法)に違反する恐れがあると指摘する異議告知書を欧州連合(EU)当局から来月にも受け取る見通しだ。当局の調査に詳しい関係者2人が明らかにした。合併が実現すれば世界最大の化学企業が誕生する。

  手続きが部外秘として匿名を条件に語った関係者によると、EUの行政執行機関である欧州委員会は、12月に両社に異議告知書を送付する見込み。欧州委は異議告知書で、両社の合併が作物保護や種苗、一部の石油化学製品などの分野で競争を損なう可能性について説明するとみられる。

  両社の合併、バイエルによるモンサント買収、中国化工集団(ケムチャイナ)によるシンジェンタ買収の案件は、当局の承認待ちの3件で、農薬関連業界の再編につながる可能性がある。欧州委員会のベステアー委員(競争政策担当)は、これらの案件で同業界が「かなり寡占状態」になり得ると警告していた。

  ダウとデュポンはそれぞれ電子メールで「欧州委員会の疑問に対応し、合併の承認を得るため、建設的な協力を続けている」と説明した上で、「引き続き合併が2017年第1四半期に完了すると予想している」と指摘した。

  欧州委はこれまでのところコメントを控えている。

原題:Dow-DuPont Said to Expect EU Objections to Merger Next Month (2)(抜粋)

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