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トランプ氏当選、メディア業界には追い風か-各紙で寄付や購読急増

非営利の報道機関プロパブリカに寄せられる寄付は、たいてい1日10件程度だった。それが14日に急変、毎分3件前後も押し寄せた。

  プロパブリカばかりではない。ニューヨーク・タイムズ(NYT)やウォール・ストリートジャーナル(WSJ)など他の報道機関も8日の米大統領選でトランプ氏が勝利して以降、寄付や購読契約件数が膨らんでいる。人気コメディアン、ジョン・オリバー氏は13日、HBOの番組で選挙期間中にソーシャルメディアに出回った「うその事実」を嘆き、視聴者に「現実のジャーナリズム」を支援するよう呼び掛けた。これが各社への追い風になった様子だ。

  プロパブリカ社長のリチャード・トフェル氏は「選挙を経て多くの人々が市民的な形や何らかの方法で反応せずにはいられないと感じるようになった。ジャーナリズムはその重要な部分だ」と語った。

  新聞出版業界は読者数の減少や広告の減収が長年にわたり続き、従業員数やニュースカバーを減らさざるを得ない状況に追い込まれていた。WSJは今月、少なくとも50人を削減したばかりだ。

  だがNYTの広報担当エイリーン・マーフィー氏によると、大統領選以降に紙・デジタルの新規購読契約件数は通常の4倍に膨らんだ。8日から10日までのウェブサイトのトラフィック件数は過去最高に上ったことも13日の発表文で明らかにした。

  ルパート・マードック氏率いるニューズ・コーポレーション傘下にあるWSJでも、大統領選直後の1日当たり新規購読契約件数が4倍になったと、広報担当者が述べた。

The Trump Bump

  

原題:Business Booms at N.Y. Times, WSJ as Showdown With Trump Looms(抜粋)

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