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欧州債:ドイツ債、7日ぶり上昇-米国債や南欧債とのスプレッド拡大

15日の欧州債市場ではドイツ国債が7営業日ぶりに上昇。最近の世界的な債券安の中でも、経済や政治をめぐるリスクから逃れる避難先としての地位を同国債は引き続き保っている。

  米大統領選でドナルド・トランプ氏が衝撃的な勝利を収め、投資家はインフレ見通しを見直さざるを得なくなっている。これが世界的な債券売りを促し、14日にドイツ10年債利回りは1月以来の高水準まで上昇した。それでもパフォーマンスは他のユーロ参加国の国債や米国債を上回り、イタリア国債のドイツ債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は今週、過去2年余りで最大に拡大。米国債のドイツ債に対するスプレッドは少なくとも1990年以来の大きさとなった。

  スベンスカ・ハンデルスバンケン(ストックホルム)のトレーディング戦略責任者、クラウス・マーレン氏はドイツ債のスペイン・イタリア債を上回るパフォーマンスについて、欧州で「ポピュリスト(大衆迎合主義者)の流れが強まっている」ためだと指摘。「可能性は低いが最悪のシナリオでは、ポピュリストが権力を握り、ユーロ圏を分裂へと導く。この場合、ペセタやリラ建て資産よりもドイツ債を保有したいと望むはずだ」と語った。

  ロンドン時間午後4時15分現在、ドイツ10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.3%。14日には0.4%と、1月28日以来の高水準に達した。米大統領選が行なわれる前日は0.15%だった。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格はこの日、0.14上げ97.08となった。

  米10年債とのスプレッドは前日に195bpまで拡大。イタリア国債とのスプレッドは176bp、終値ベースでは2014年半ば以来の大きさとなった。

German Bunds Outperform

原題:German Bonds Outperform in Selloff as Safe Status Remains Intact(抜粋)

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